2020年7月2日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比24円23銭(0.11%)高の2万2145円96銭でした。
米国市場は反落と続伸、まちまちな動きになり、
日本市場も方向感に欠ける動きに終始しました。
東京都の感染者数が100人を超えたとのニュースが
市場を抑えましたが、影響はまだ限定的な範囲で
今夜の米国市場の動きに注目が集まります。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落と続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して、
前営業日比77ドル91セント(0.3%)安の2万5734ドル97セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比95.86ポイント(1.0%)高の1万0154.63で取引を終えました。
ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに過去最高値を更新しました。
前日、上場来高値を更新したテスラが
連日の更新で、時価総額ではトヨタを抜きました。
ADPの6月雇用者数は前月比236.9万人増、
5月分が306.5万人増に上方修正、
上方修正が好感されて買いが先行しました。
買いが一巡した後は前日の終値を挟んでの
動きに周囲した後、利益確定の売りが引けにかけて
膨らんだ結果、小幅のマイナスで引けました。
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【日本市場の動向】
日本市場は前日の終値を挟んで、
方向感の欠ける展開になりました。
前日の米国市場がまちまちだったことに加え、
中国の経済指標が好調、
東京都の感染者数が100人を超えたとのニュースなど
ポジティブ・ネガティブ材料が交差、
狭い範囲で上下動く消耗的な動きになりました。
空運、自動車、海運などの景気敏感セクターに
買いが入り、保険、陸運もしっかり。
一方、ガラス、繊維製品、パルプなどの
素材系業種が大きく売られました。
日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。
前日の陰線に囲まれ、高値は切り下げ、
安値は切り上げる絶好の持ち合いの形。
25日線が抵抗に変わる様子が鮮明になったので、
強めの材料が出て、この節目を早く突破しないと
調整が少し長くなる可能性が高くなりました。
もっとも、安値は22,000円が支えとして
意識されていることから、
まだ下値は硬いと考えられます。
東証1部の売買代金は2兆351億円、
売買高は11億8497万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1849、
値上がりは274、変わらずは46銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日は投資家心理が「いきあたりばったり」的な
方向感なしというのが強いので、
一歩下がって米国指標の結果を見極める余裕を持つのも
ときには必要ではないかと伝えました。
本日も市場への影響が限定的なニュースに
揺れ動く1日でした。
プラスで引けたものの、
午後の取引開始直後に東京都の感染者数100人超え
ニュースが流れると、一気に買いが進み辛い流れに変われいました。
米国の注目指標ですら、今月は市場予想を下回る、
先月の結果が大幅に上昇修正など
方向感を与えるのが難しい結果になったことで
今夜の雇用統計を見極めたいとの心理まで入れると
方向感が出ないのはある意味、当然とも言えるでしょう。
業種別の動きからは直近抑えられていた
景気敏感セクターに見直しが入る気配があるので、
今夜、米国市場の結果によっては、動意つく可能性があるので、
注目してみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,145.96 +24.23(0.11%)
ドル・円
107.47 – 107.48 -0.09(-0.08%)
ユーロ・円
121.11 – 121.13 +0.31(0.25%)
ユーロ・ドル
1.1268 – 1.1270 +0.0037(0.32%)
NYダウ工業株30種(ドル)
25,734.97 -77.91(-0.30%)
S&P500種
3,115.86 +15.57(0.50%)
ナスダック
10,154.629 +95.863(0.95%)
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