2020年7月20日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比21円06銭（0.09%）高の2万2717円48銭でした。
米国市場が上昇はしたものの、方向感のない展開になったことで
日本市場も脈略のない動きでスタート、100円以上の下げ幅も記録しましたが、
本格化する決算発表を目前に、積極的な売買は控えられました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は下落と上昇、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比62ドル76セント（0.2%）安の2万6671ドル95セント、
ナスダック総合株価指数は反発して
前営業日比29.36ポイント（0.3%）高の1万0503.19で取引を終えました。
決算発表が本格化することに備えて、
積極的にポジションを傾けることは
難しい状況を反映して、方向感のない動きになりました。
消費者態度指数が市場予想を下回る、
新型コロナウイルスの新規感染者数が
7万人を超えるなど、悪材料が並ぶ一方、
治療薬への開発期待や、決算への様子見から
大きな売りは控えられました。
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【日本市場の動向】
日本市場は上昇をしたものの、
米国市場同様、決算に備えての
様子見に徹した動きでした。
新型コロナ関連で治療薬への期待が進んだのは
米国同様で、市場を支える要因になりましたが、
東京都の新規感染者数は170人近く、
まだ高止まりしていることから下げ幅を100円以上に広げる場面がありました。
今週以降、本格化する決算発表を睨み、
積極的な売買は見られず、
材料の出た銘柄への物色が中心でした。
英国政府から5G通信網づくりで
協力を求められたと伝わったことが材料で、
関連銘柄に買いが集中、電気機器、機械、精密機器が買われました。
一方、陸運業、空運業は
逆風に会い、厳しい動きが続きました。
日経の日足は下ヒゲの長い陰線を形成、
安値は三角持ち合いの上辺で支えられました。
下ヒゲが長いので支えられやすい、
また、支えられそうな節目で引き返したので
ここからの反発を期待しても良い流れです。
ただし前日の高値と安値は切り下げているので
テクニカル上の形では下落、
先週の中盤からするとボリンジャーバンドの
+2σにぶつかって中に戻る動きが継続したことになります。
明日はトレンド転換をしながら反発する、
その動きが現れて上昇トレンドが継続するかを
確認するのがポイントになります。
商いは1ヶ月ぶりの低調さまで落ち込みました。
東証1部の売買代金は1兆6776億円、
売買高は9億1893万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1320、
値下がりは771、変わらずは80銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
3日しかない相場で、1日は方向感なしで使った感があります。
逆に考えれば、3日しかない中で、
何をそんなに期待しているの？と言われても仕方がないところです。
なおさら、21日の日本電産、ディスコの
決算発表が予定されているところでは
動きづらいのはある意味当然といえます。
タイミングよく、「ファーウェイ切り」を宣言した
イギリスから日本の方にヘルプが入るという
ニュースもあり、5G関連は大いに盛り上がり見せました。
一過性で終わりそうな話題なら取り上げませんが、
年初から注目するように解説していた業種なので、
日本電産、ディスコの決算結果によっては
再び燃え上がるような動きになる可能性が高まってきました。
注目してみてください。
また、利益確定が進んだ医薬品も切り返しを
スタートさせた印象が強いので、
合わせて物色の目を光らせてみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
22,717.48 ＋21.06(0.09%)
ドル・円
107.25 – 107.26 ＋0.14(0.13%)
ユーロ・円
122.82 – 122.83 ＋0.82(0.67%)
ユーロ・ドル
1.1450 – 1.1452 ＋0.0060(0.52%)
NYダウ工業株30種（ドル）
26,671.95 －62.76(－0.23%)
S&P500種
3,224.73 ＋9.16(0.28%)
ナスダック
10,503.190 ＋29.361(0.28%)
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