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2020年9月7日の日経概況

2020年9月7日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比115円48銭(0.50%)安の2万3089円95銭でした。
米国市場でハイテク関連銘柄利への利益確定の売りが続き、
日本市場にも同様の動きが広がりました。
下落幅は3桁であるが、下値が硬いことも確認されており、
当分は方向感の定まらない動きを余儀なくされそうです。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比159ドル42セント(0.6%)安の2万8133ドル31セント、
ナスダック総合株価指数も続落して
前営業日比144.97ポイント(1.3%)安の1万1313.13で取引を終えました。

利益確定が進むハイテク銘柄が本日も売られ、
ナスダックは連日で1%超の下げ幅を記録、
変調が鮮明になってきました。

ただし、雇用統計の結果で、失業率が改善したことを受け、
景気敏感銘柄には買いが進み、
指数の大幅な下落を防ぎました。
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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の動きを引き継ぎました。
ナスダック指数がハイテク関連銘柄の下落で軟調、
日本市場も主力の半導体関連大手の銘柄が売られました。

一方、米国の経済指標が好調な結果を示したことから
米国市場同様、景気の回復に期待が膨らみ、
景気敏感銘柄に買いが進みました。

空運業、鉄鋼及び、繊維製品、非鉄金属などの
素材系に買いがすすみました。

一方、ソフトバンクが大きく売られたことで
情報・通信業は下落率1位、
食料品、建設、小売など内需株が続きました。

日経の日足は長い上ひげを持つ短陰線を形成しました。
前営業日の高値と安値を切り下げて
形でも下落になりました。

下げ幅は前の営業日よりは小さく
下げ止まりになる可能性も出てきました。
直近の軟調な動きを反映して上向きだったが
ボリンジャーバンドは下向きに変わると
同時に範囲が狭まる変化を見せました。

このまま下がるとまだ上向きを維持している
25日移動平均線まで下げて、
トレンド転換して再び上に行くのか、
ここからはこちらが確認ポイントになります。

商いは2兆円を割り込む低調ぶりが5営業部続きました。
東証1部の売買代金は概算で1兆9245億円、
売買高は10億6261万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は817、
値上がりは1277銘柄、変わらずは78銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末は「米国市場も日本市場も出遅れ感のある銘柄に
物色が向かう動きになったので、
割安圏にあるバリュー株には
まだ投資チャンスがあります。」と解説、

米国市場で景気敏感セクターへの物色が進んだことで
日本でも同様の動きが見られました。
午後に入ると、今晩の米国市場が休場であることを念頭に入れ、
ポジションを手仕舞う動きになりました。

半導体関連の銘柄が売られる一方、
資金が株式市場から逃げることなく、
物色の循環に向かっているので、
そこ硬い動きは続くと考えられます。

相場観は先週から変わらずで、
押されているハイテク関連は
循環物色が終わり、転換を迎えると
押し目の拾いのチャンスです。

またドル・円レートが非常にせまい範囲に収まり、
エネルギーを貯めています。
どちらかに爆発する際は為替との連動性が高い
輸出関連銘柄に急変に柔軟に対応してください。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,089.95 -115.48(-0.50%)
ドル・円
106.20 – 106.21 +0.04(0.03%)
ユーロ・円
125.63 – 125.65 -0.06(-0.04%)
ユーロ・ドル
1.1829 – 1.1831 -0.0010(-0.08%)
NYダウ工業株30種(ドル)
28,133.31 -159.42(-0.56%)
S&P500種
3,426.96 -28.10(-0.81%)
ナスダック
11,313.135 -144.966(-1.26%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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