2020年9月23日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比13円81銭（0.06%）安の2万3346円49銭でした。
米国市場は連休の間に続落して前日にようやく反発、
欧州も下落して世界的な株安を受け、売りが先行してスタートしました。
日銀のETF買いへの期待などでプラスに転じる場面もありましたが、
小幅の下落で取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は連休の間、続落していましたが、
4営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、
前営業日比140ドル48セント（0.5%）高の2万7288ドル18セント、
ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発して
前営業日比184.84ポイント（1.7%）高の1万0963.64で取引を終えました。
欧州でコロナ感染が再び広がることが
投資家心理を萎縮させ、マイナスに沈む場面もありましたが、
ハイテク株が市場を守りました。
米国でも第２波が懸念されており、
在宅、巣ごもり局面で強みを発揮する
ハイテク銘柄に押し目買いが入ったことで
プラスを確保しながら取引を終えました。
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【日本市場の動向】
日本市場は連休の間に世界の市場が
下落したことを材料に売りが先行してスタート、
下げ幅を拡大させる場面がありました。
午後に入るとアビガンの承認申請を10月中にも行うと発表した
富士フィルムへの期待に加えて、
日銀のETF買い期待が市場を支えました。
下げ幅は縮小され、プラスに転じる場面もありましたが、
小幅の下落を記録して取引を終えました。
陸運業、海運業などの「移動系」が上昇する中、
空運業だけは下落、
小売業、卸売業などの内需系にも買いが入りました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ陽線を形成しました。
支えになると考えられている25日移動平均線を
一回割り込みましたが終値では戻して
長めの下ヒゲを残しながら移動平均線の上で引けました。
現在の流れはボリンジャーバンド+2σの抵抗にあって
バンドの中に戻ってくる調整続き、
ここで下げ止まりトレンド転換すると
再び+2σを目指す動きになります。
本日の動きは陽線ではありますが、
トレンド転換したわけではないので
喜んで買うような形ではありません。
商いは連休前同様、
方向感のない中での大きな盛り上がりみせました。
東証1部の売買代金は概算で2兆7632億円、
売買高は15億1983万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1367、
値上がり銘柄は732、変わらずは77銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
今週は「持ち合いの中、IPOによる盛り上がりが混ざる」週間になると
予測しましたが、
初日から方向感ない持ち合いの動きを見せました。
先週末は「円高傾向の解除までは輸出関連銘柄への深追いは禁物、
通信関連も底を確認するまでは手出し禁止です。
動きがありそうなのはパナソニック 、旭化成、住友化学、
田中化研などのEV、バッテリー関連です。」と解説、
“発表内容によって失望による下押し圧力もあり得るので、
「とりあえず買い」とはいかないこともわすれずに。”と
結果を見守ることにも言及しました。
結果は後者の方で、テスラがなんと
車載電池のセルを自社生産すると発表すると
パナソニックは逆風に遭いました。
提携関係は継続する方針だとテスラが支援材料を入れたものの
EV向け電池生産の比重を高めてきた同社に対しては
懸念が深まることが避けられません。
もう一つ気になるドル・円レートは21日が円高のピークで
前日より今日にかけてピークアウトするようです。
こちらもいきなり輸出関連銘柄への買いに転換するよりは
105.70-80の間で抵抗に合わないかを確認して
少しずつ増やしていくのが賢明でしょう。
残り2日はIPO銘柄がどこまで盛り上げてくれるかが
観戦ポイントですが、
全体的な方向感のなさは続きそうです。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
23,346.49 －13.81(－0.06%)
ドル・円
104.99 – 105.00 ＋0.42(0.40%)
ユーロ・円
122.95 – 122.96 －0.92(－0.74%)
ユーロ・ドル
1.1709 – 1.1711 －0.0136(－1.14%)
NYダウ工業株30種（ドル）
27,288.18 ＋140.48(0.51%)
S&P500種
3,315.57 ＋34.51(1.05%)
ナスダック
10,963.637 ＋184.839(1.71%)
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