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2020年10月26日の日経概況

2020年10月26日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比22円25銭(0.09%)安の2万3494円34銭でした。
追加の経済対策に対する不透明感が根強く、
米国市場がまちまちな動きになったことを受け、
日本市場もプラスマイナス交差して日中の変動幅は97円に止まりました。
様子見ムードが極め付けを迎えるこの頃、
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反落と続伸、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反落して、
前営業日比28ドル09セント(0.1%)安の2万8335ドル57セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日42.28ポイント(0.4%)高の1万1548.28で取引を終えました。

FDAが22日、ギリアド・サイエンシズのレムデシビルを
新型コロナウイルス治療薬として承認したことが好感され、
プラスに推移する場面がありました。

決算発表の結果を受けてインテルが大幅な下落、
市場を押し下げた他、
追加経済対策の合意に対して
不透明感が残っていることも市場を圧迫しました。
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【日本市場の動向】

日本市場はほとんど動きないという相場で
方向感の定まらない流れでした。
先週末比プラスに転じる場面もありましたが、

米国の追加経済対策が不透明な状況にあることや
決算発表が続くこと、
米国大統領選など、一方的に動くには難しい状況が続きました。

非鉄金属、電気機器などの景気敏感系が買われ、
繊維製品、建設業もしっかり、
証券、、その他金融業などが厳しい売りに会いました。

日経の日足は上下髭をもつ短陰線を形成しました。
先週よりも実体が短く、直近3営業日の中に
値動きが抑え込まれているようにみえます。

安値はしっかり守られ25日移動平均線に近づいていくと
下げ止まり、戻ってくる動きが続いています。
上昇、下落と言うよりは様子見ムードが続いていると
考えて良いでしょう。

この動きは米国の大統領選が終わるまで続きますが、
下値が固く意識され、上に抜けると
そこからが強くなります。

商いは11営業日連続で2兆円を割り込み、
東証1部の売買代金は概算で1兆5929億円、
売買高は8億839万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1245、
値上がりは815、変わらずは118でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

様子見が極端に進み、
煮詰まりが行くところまで行ったという感じでしょう。
日中値幅は3桁にも届かない、97円
10月21日に記録した日中値幅90円の記録に近づくほどの
様子見相場でした。

先週末の解説ですでに予想されていることなので、
急激な動きで焦るよりは
動かないのでつまらないという投資家も少なくないでしょう。

しかし、米国の大統領選が終わるまで
大きなお金を動かす機関投資家は
様子見を決め込んでいるのが明確なので、

重い腰を起こして動き出さない限り
市場が活性化することはないでしょう。
逆に、永遠に煮詰まる相場というのもないので、
今週も短期のトレードに徹しながら、
銘柄の選定に時間を当てたいところです。

半導体はインテルの結果とその反応からわかるように
慎重になる必要があり、
マザーズの調整が深くなるので、
空売りの利益が載った銘柄は買い戻しのポイントを毎日引き下げながら
固めていくようにしましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,494.34 -22.25(-0.09%)
ドル・円
104.89 – 104.90 +0.21(0.20%)
ユーロ・円
123.83 – 123.85 +0.01(0.00%)
ユーロ・ドル
1.1805 – 1.1807 -0.0023(-0.19%)
NYダウ工業株30種(ドル)
28,335.57 -28.09(-0.09%)
S&P500種
3,465.39 +11.90(0.34%)
ナスダック
11,548.282 +42.276(0.36%)

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