2020年11月26日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比240円45銭（0.91%）高の2万6537円31銭でした。
米国市場が3万ドル突破からくる達成感で利益確定の売り、
日本市場も41円安で寄り付きましたが、
ナスダックが躍進した動きを引き継ぎ、ハイテク、半導体関連が買われ
プラス240円で取引を終えました。
1991年4月以来、29年ぶりの高値更新は続いています。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落と続伸で、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比173ドル77セント（0.6%）安の2万9872ドル47セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して
前営業日比57.617ポイント（0.5%）高の1万2094.402で取引を終えました。
前日の予想通り、史上初の3万ドルのせを
達成してからの「達成感による売り」が出ました。
新規失業保険申請件数が前週から3万件増え、
市場予想を上回るなど新型コロナウィルスによる
経済活動への影響が継続して懸念されましたが
下げ幅は173ドルと限定的な範囲でした。
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【日本市場の動向】
日本市場は1991年4月以来、
29年半ぶりの高値を更新する動きが続きました。
前日の米国市場がまちまちな動きになり、
方向感のない動きで寄り付き、
短期的な過熱感を解消する利益確定の売りも重なり
マイナスに沈んでのスタートとなりました。
下げが継続する動きにはつながらず、
コロナワクチンの開発による
景気正常化への期待が下支え、
プラスに浮上しながら取引を終えました。
前日まで強かった空運業、証券などが売られ、
輸送用機器、陸運業なども厳しい動きで、
精密機器、電気機器は引き続き上昇率の上位を占めました。
日経の日足は丸坊主に近い陽線を形成しました。
形だけなら強い陽線ですが、
前日より高値と安値は切り下がったので
テクニカル上の流れではさげです。
前日の下げ圧力が強い形から、
本日は強い形ですが、高値圏で持ち合っている
動きと解釈してもよいでしょう。
ボリンジャーバンドの1σと+2σが
すべて上向いているので
強いトレンドを表すバンドワークが続いています。
前日の高値を超えるとさらなら上昇トレンド継続で、
売り込む余地はあまりみられありません。
東証1部の売買代金は概算で2兆4792億円、
売買高は11億6400万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1299、
値下がりは791、変わらずは88でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
1991年5月の高値が２万6489円なので、
本日の終値でも突破したことになります。
1991年4月の高値は２万6980円、
次の目標になってきましたが、
本日の終値2万6537円でも
すでに射程距離に入ったといえるレベルです。
前日はどちらの業種かセクターが一方的に強いわけではなく、
強かったところが利益確定に会うと、
その資金が出遅れたところに回ってくる
好循環が生まれていると伝えました。
本日もその流れの一環で、
米国市場で一時期押されていたIT・ハイテク関連が
買われた流れと同様、
精密機器、半導体など、ハイテク関連が買われました。
東京エレクトロン、信越化学などの
半導体関連の大手銘柄が上場来高値を更新したのは
その良い例でしょう。
ハイテク関連、景気敏感業種に重点を置きながらも、
短期的に押される業種は短期的に狙えるなど、
トレードしやすい環境は当分続きそうです。
明日は週末前の金曜日なので、
午前中の利益確定売りに驚かないでください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
26,537.31 ＋240.45(0.91%)
ドル・円
104.26 – 104.27 －0.21(－0.20%)
ユーロ・円
124.10 – 124.12 －0.28(－0.22%)
ユーロ・ドル
1.1902 – 1.1904 －0.0004(－0.03%)
NYダウ工業株30種（ドル）
29,872.47 －173.77(－0.57%)
S&P500種
3,629.65 －5.76(－0.15%)
ナスダック
12,094.402 ＋57.617(0.47%)
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