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2020年12月24日の日経概況

2020年12月24日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比143円56銭(0.54%)高の2万6668円35銭でした。
米国市場は上昇と下落、方向感なしにまちまちな動きが続きました。
日本市場は新型コロナウィルスワクチンの普及に対する期待が膨らみ、
買いが先行してスタートしました。
上昇幅を240円に伸ばす場面もありましたが、短期売買が中心で
利益確定の売りが出て上げ幅を縮小しながら取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発と反落でまちまちな動きでした。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比114ドル32セント(0.4%)高の3万0129ドル83セント、
ナスダック総合株価指数は反落して
前営業日比36.804ポイント(0.3%)安の1万2771.114で取引を終えました。

新規失業保険申請件数が週間ベースで
前週比3週ぶりの減少になったことが伝わり、
景気が予想以上に底堅いことが好感されました。

米ファイザーが1億回分の新型コロナウイルスワクチンを
来年7月まで追加供給する契約を米政府と結んだと発表され、
期待感から買われたのも上昇の要因となりましたが、
引けに掛けては上昇幅を縮小させながら終わりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は新型コロナウィルスの
ワクチン普及に対する期待により
上昇した米国市場の流れを引き継ぎ、
買いが先行してスタートしました。

上げ幅は240円に迫る場面もありましたが、
短期志向が強い今の相場を反映して、
利益確定の売りが出ることで上値が重くなりました。

クリスマスを目前にした外国人投資家の不在により
取引自体は盛り上がらず、
薄い商いの中、上昇で取引を終えました。

日経の日足は上下ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の終値から上離れしてスタート、
そのまま上昇して実体レベルでは
上向きのギャップを開けました。

25日移動平均線の上で始まり、直近2日の動きは
25日線に支えられて本日跳ね上がった形になりました。
ただし、27,000円と26,500円を挟んで推移した
高値圏の持ち合いに戻ったとはまだ断定できないところです。

商いは2営業日連続で2兆円を割り込み
東証1部の売買代金は概算で1兆6122億円、
売買高は8億7840万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1468、
値下がりは615銘柄、変わらずは104銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先日に引き続きマザーズ市場が強い動きを見せました。
前日の+2.11%、本日は+1.28%で連続の
強い動きのように見えますが、

両日の上昇幅を立ち会わせても、
12/22の大きな下落幅をカバーできない範囲です。
むしろもう一度上昇すると、

21日と22日の間にあいたキャップが意識されて
強い反動がくるので、
長くポジションを長く持つことには
慎重になる必要があります。

鉄鋼、非鉄金属、ガラス、海運業など
前日は強く押されていた景気敏感株、素材系が買われ、
小売業、空運業なども強い動きになりました。

33業種の中32業種が上昇する全面高の様子ですが、
一定の方向性を見いだす事はできず、
年末まではある程度をおされても
下値が強いことを確認するのに重点を置く相場が続くと思います。

年明けに底値抜け出し、長期的に付き合っていく
セクターを物色する場合は、
割安感の強まってきた、電気・ガス、
空運業、ゴム製品、水産・農林業に注目してください。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
26,668.35 +143.56(0.54%)
ドル・円
103.60 – 103.61 +0.25(0.24%)
ユーロ・円
126.45 – 126.46 +0.39(0.30%)
ユーロ・ドル
1.2204 – 1.2206 +0.0007(0.05%)
NYダウ工業株30種(ドル)
30,129.83 +114.32(0.38%)
S&P500種
3,690.01 +2.75(0.07%)
ナスダック
12,771.114 -36.804(-0.28%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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