2021年1月5日の東京株式市場は3営業日続落しました。
終値は前営業日比99円75銭（0.37%）安の2万7158円63銭でした。
前年度末に最高値を更新した米国市場が利益確定に押されて下落、
日本市場はその流れを引き継ぎ売りが先行してスタート、
下げ幅は180円を超える場面もありました。
ワクチンの普及による景気の正常化に対する期待は根強く、
半導体関連など景気敏感セクターには買いが入りました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は12月31日から反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比382ﾄﾞﾙ59ｾﾝﾄ（1.3%）安の3万0223ﾄﾞﾙ89ｾﾝﾄ、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比189.835ﾎﾟｲﾝﾄ（1.5%）安の1万2698.447で取引を終えました。
前日のダウ工業株30種平均が最高値を更新、
利益確定が出やすいタイミングにあったことで
売りが広がりました。
2日に新型コロナの新規感染者数が30万人近くに達し、
過去最多を更新したことも市場の圧迫要因となりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は緊急事態宣言材料が引き継ぎ
市場を抑えました。
4日、首相が1都3県を対象に
緊急事態宣言発令の検討に入ると表明したことで
売りが先行、下げ幅は180円を超える場面もありました。
ワクチンが普及に対する期待は根強く、
半導体関連、半導体製造装置関連を中心とした
景気敏感株が下支えしたことで
下げ幅を縮小しながら取引を終えました。
安川電気、東京エレクトロンなどの電気機器、
精密機器が物色され、
金属製品、海運業、非鉄金属なども買われました。
日経の日足は長い上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
実体をほとんど持たない足長クロスを形成して、
価格は前日の始値と安値の間に
位置する持ち合いになりました。
まだ下値が固いと確認できると言うことだけでも
いいことではありますが、
ファンダメンタル的に後押ししてくれる材料が不足しているので、
上向きになっている25日移動平均線まで
調整する可能性も上があります。
確認ポイントは一緒、ここまでの動きと同じく、
25日移動平均線で支えられるかを確認します。
商いは活況の目安2兆円を超えてきました。
東証1部の売買代金は概算で2兆1336億円、
売買高は9億8953万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1184、
値上がりは897、変わらずは106でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
新型コロナウィルスの感染者拡大が止まらない、
これを下げの要因としてあげてはいますが、
はっきり言って新しい材料ではないし、
これだけで押されているとは考えにくいでしょう。
半導体関連、再生エネルギー関連、EV関連など、
成長が期待できるテーマには
しっかり資金が流れていることから、
今は様子見の中で強気が生きていると考えるのがよいでしょう。
上記のテーマは、12月に実施した
年末特別講演でも取り上げてテーマで、
今年の最後までかけて注目する価値は十分があります。
まとめて考えると今の押しは
逃げる場面ではなく、押し目を作ってくれたら、
むしろ素直にその押し目を拾うと言う
投資行動を貫いて良いと言うことです。
前日は「押し目を拾いやすい動きになったのは鉱業、ゴム製品、
空運業なので、短期的なリバウンドに注目します。」と解説、
早速、鉱業が本日の上昇率6位で動き出しました。
他の業種にもしっかり物色の目を向けましょう。
メルマガの注目銘柄ではワクチン関連、再生エネルギー関連で
注目の銘柄を取り上げているので、深く読んでみてください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
27,158.63 －99.75(－0.37%)
ドル・円
102.81 – 102.82 －0.10(－0.09%)
ユーロ・円
126.24 – 126.25 ＋0.04(0.03%)
ユーロ・ドル
1.2278 – 1.2280 ＋0.0015(0.12%)
NYダウ工業株30種（ドル）
30,223.89 －382.59(－1.25%)
S&P500種
3,700.65 －55.42(－1.47%)
ナスダック
12,698.447 －189.835(－1.47%)
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