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2021年1月12日の日経概況

2021年1月12日の東京株式市場は小幅に3営業日続伸しました。
終値は前営業日比25円31銭(0.09%)高の2万8164円34銭でした。
米国市場が日本の休場を挟んで4営業日続伸しながら
最高値更新を続けた後、5営業日ぶりに反落、
日本市場はその流れを引き継ぎ売りが先行してスタートしました。
節目の28,000円を割り込む場面もありましたが、
先高観が根強く押し目を拾う買いに支えられ
小幅上昇まで戻して取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は4日続伸した後、5営業日ぶりに反落しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落して、
前営業日比89ドル28セント(0.3%)安の3万1008ドル69セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して
前営業日比165.544ポイント(1.3%)安の1万3036.431で取引を終えました。

日本が休場の間も上昇を続け、
4営業日で874ドルを上げ、
最高値の更新が続いたことで、
利益確定のタイミングに来ていました。

トランプ大統領の罷免をめぐっての一連の
政局不安定な部分がリスク要因として意識されましたが、
市場への影響は限定的な範囲でした。
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【日本市場の動向】

日本市場は少ない上昇幅ではありましたが、
31年ぶりの高値更新を続けました。
米国市場が5営業日ぶりに反落したことを嫌気して、

売りが先行してスタートしましたが、
長く続かず、少し下がると押し目が認識されて、
出遅れ株など、物色された銘柄が
買われていきました。

電気・ガス業が上昇率1位、
石油、空運業など押しが強かった業種には
物色の資金が向かいました。

東証1部の売買代金は概算で2兆8947億円、
売買高は13億3547万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1076、
値下がりは1038銘柄、変わらずは72銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日買われた業種を見ると、
現在の市場が望ましい方向に循環していると言うことが読み取れます。
上昇した業種は、電力、空運業に医薬品、石油など
直近の上昇基調で出遅れ感が
比較的に鮮明だったセクターです。

それに加えて、日本電産、東京エレクトロン、
富士通などのハイテク、電子部品関連など
既存の注目銘柄もしっかりと、
失望を呼び込むような動きは見られません。

その心理を反映して、一時的に28,000円を
割り込む場面もありましたが、
下げ幅を全部取り戻し、28,000円に乗せて取引を終える
力強さを見せつけました。

先週末に注目決算として取り上げた
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は、
2021年2月期(今期)の連結純利益が前期比34%減の1445億円で、
37%減の1385億円を見込んでいた従来予想から上方修正しました。

また安川電機(6506)も国際会計基準の連結純利益が
前期比16%増の180億円、微減の155億円としていた
従来見通しから上方修正しました。

上昇への期待から折り込みが済んでいると
考えられる動きの中で、
上方修正に対する市場の反応が
明日以降どうなるかに注目が集まります。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,164.34    +25.31(0.09%)
ドル・円
104.14 – 104.15  +0.17(0.16%)
ユーロ・円
126.70 – 126.71   -0.54(-0.42%)
ユーロ・ドル
1.2165 – 1.2166   -0.0073(-0.59%)
NYダウ工業株30種(ドル)
31,008.69     -89.28(-0.28%)
S&P500種
3,799.61      -25.07(-0.65%)
ナスダック
13,036.431     -165.544(-1.25%)

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