2021年2月3の東京株式市場は3営業日続伸しました。
終値は前営業日比284円33銭（1.00%）高の2万8646円50銭でした。
米国市場は追加経済対策の成立成立が見込まれると報道され大幅に上昇、
日本市場もその流れを引き継ぎました。
朝の上昇スタートから伸び悩む場面もありましたが、
米国の上昇材料がそのまま好感され、上昇幅を300円に伸ばす場面もありました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比475ﾄﾞﾙ57ｾﾝﾄ（1.6%）高の3万0687ﾄﾞﾙ48ｾﾝﾄ、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比209.383ﾎﾟｲﾝﾄ（1.6%）高の1万3612.777で取引を終えました。
AMC株40%下げ、ゲームストップは60%超えの下げなど
個人投資家の買いが集まって市場ゆがめていた、
銘柄が大量に売られ、
市場が落ち着きを取り戻すとの
見方で大幅に続伸しました。
1.9兆ﾄﾞﾙ規模の追加経済対策に関しては
民主党が単独で成立させる手続きを
進めているとの報道も市場心理を改善させました。
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【日本市場の動向】
日本市場は大幅に直進した米国市場の動きを引き継ぎ、
前日の終値から上離れしてスタートしました。
材料は米国市場同様に
経済対策の単独成立、
市場の錯乱要因が落ち着く見込みになったことが
日本市場にも波及しました。
出遅れていたセクターが買われ、
上昇業種が利益確定に押される
循環物色が見られました。
33業種中、プルプ・紙業種を除く32業種が上昇、
空運、不動産、輸送用機器の上昇が目立ちました。
また、陸運業、海運業も堅調で、
銀行、保険などの金融関連にも買いが進みました。
日経の日足は前日同様、下ヒゲが長い短陽線を形成しました。
本日も前日の終値から上離れしてスタート、
上向きのギャップを開けて、2日連続のギャップとなりました。
1月15日から27日まで形成された
高値圏での持ち合いに戻りました。
明日もギャップを開けて上昇する場合は
3連続のギャップで、
過熱感が意識されるレベルですので、
週末を迎える金曜日の動きには
波乱要因が含まれることになります。
東証1部の売買代金は概算で2兆7863億円、
売買高は13億7438万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1593銘柄、
値下がりは522、変わらずは76銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
今週に3日にわたって勢いよく伸びています。
先週の1,000円近い下げを、
この3営業日でほとんど帳消ししました。
今週に入って気になっている事は2つ、
1.円安、そして2.NT倍率です。
既に先週から円安については振れましたが、
今週入ってもその勢いはとどまらず、
103円台から105円台に躍進していきました。
そうすると自然に輸出元年、景気敏感株が物色され
日経平均株価が上昇と言う流れが成立しますが、
円安をまともに反映している
水準ではないというのが気がかりでした。
これだけ日経が伸ばしているのに、
NT倍率を見るとこの二日間でむしろ下落、
簡単に言うとTOPIXの方が飛ばしており、
すべてをまとめてみると、
内需系に資金が回って中位・低位株が
買われているということです。
米国市場も業種別のパフォーマンスをみると
直近の一ヶ月で最も高いパフォーマンスを出しているのは
テクノロジーではなく、情報・通信、消費関連景気循環形です。
日米とも「ポストコロナ」が意識され始め
早めに仕込みを入れておくという思惑がじわじわと
広がり始まったことを意味します。
空運、陸運、百貨店などに強い動きが見られますが、
その中でも選別が必要で、
空運、陸運には今のうちからタイミングを
ずらしながら購入していく価値があります。
一方、百貨店は構造的な欠陥を訂正できずにいることから、
テクニカル的に中期でとりにいく戦略を立てる必要があります。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,646.50 ＋284.33(1.00%)
ドル・円
105.05 – 105.06 ＋0.07(0.06%)
ユーロ・円
126.34 – 126.36 －0.35(－0.27%)
ユーロ・ドル
1.2025 – 1.2027 －0.0043(－0.35%)
NYダウ工業株30種（ドル）
30,687.48 ＋475.57(1.57%)
S&P500種
3,826.31 ＋52.45(1.38%)
ナスダック
13,612.777 ＋209.383(1.56%)
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