2021年2月16日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前営業日比383円60銭(1.28%)高の3万0467円75銭でした。
3万円の大台にのせてからさらに上昇、
30年半ぶりの高値更新が続きました。
米国市場が休みで欧州市場の上昇を材料に
ワクチン普及への期待が加わり上昇幅は600円を超える場面もありました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は休場でした。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が休みの中、
欧州相場の上昇および新型コロナウィルスのワクチン普及に対する期待を背景に140公演中でスタートしました。
景気正常化への期待から
景気敏感株を中心に上げ幅を拡大、
上げ幅を600円まで広げる場面もありましたが、
午後に入ると急速な上昇に対する利益確定が膨らみ、
上げ渋って取引を終えました。
銀行、海運業、精密機器などの景気敏感セクターのほか、
非鉄金属、その他製品、空運業なども買われました。
一方、利益確定により金属製品、自動車関連が売られ、
陸運業、機械なども短期的な過熱感から下げました。
日経の日足は上ひげのついた短陽線を形成しました。
前日の終値より上離れしてスタート、
そのまま上昇して上向きのキャップを開けました。
30,000円の大台を超えてからも
ギャップを開けて上昇すので、
力強い相場と言う見方に変更はありません。
多くの投資家がバブルではないかと心配している水準、
少しでも売りが優勢になると
一気に大きな下げ幅を記録する可能性が高くなりました。
利益確定の注文は常に忘れずに!
商いも活況ぶりで3兆円を超えました。
東証1部の売買代金は概算で3兆252億円、
売買高は14億970万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は846、
値下がりは1251、変わらずは97でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
ずっと強気でいて下さいと
解説してきましたが、
ここまで強さが継続するとは
解説している自分自身にも想像できなかったことです。
バブルだ、バブルではないなどの
論争が増え始めて日経ではアンケートまで回ってきましたが、
結論からいうと、「時間の無駄」。
日本のバブル経済時代も、リアルタイムで
「今がバブル」だと認識していた人はいません。
日経6万円も可能と主張していた学者もいたくらいですので。
バブルも、株価の天井も底も、全て後からわかること、
バブルがはじけて下げ始めると、
その時に合わせての行動をすればいいだけのことです。
持っていたものを利益確定するか
空売りをするか、起きたことに対する
対処のルールをきちんと決めて実行すれば良いでしょう。
もちろん、ある程度サインをよむことはできます。
25日移動平均線からの乖離率が5.9と6%近くある上に
ドル・円レートも短期的な過熱感を見せているので、
一回調整を挟むタイミングは近いとみられます。
それが明日になるか、明後日なのか来週なのかは
誰にもわからないということです。
しっかり利益確定の注文は設定して、
これから資金が循環する中・小型に注目しましょう。
調整の時に有用な空売りを学ぶセミナーは
近日中に公開いたします。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
30,467.75 +383.60(1.28%)
ドル・円
105.50 – 105.52 +0.33(0.31%)
ユーロ・円
128.00 – 128.01 +0.41(0.32%)
ユーロ・ドル
1.2131 – 1.2133 -0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種(ドル
31,458.40 +27.70(0.08%)
S&P500種
3,934.83 +18.45(0.47%)
ナスダック
14,095.474 +69.700(0.49%)
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