2021年4月21の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前営業日比591円83銭（2.03%）安の2万8508円55銭でした。
2営業日のみで1,000円を超える下げ幅を記録しました。
米国市場が下落したことに加えて、
国内で新型コロナウィルスの感染者拡大が収まらないことで、
投資家心理が悪化しました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比256ドル33セント（0.8%）安の3万3821ドル30セント、
ナスダック総合株価指数も続落して
前営業日比128.497ポイント（0.9%）安の1万3786.268で取引を終えました。
米国国内では新型コロナウィルスワクチンの接種が拡大、
市場を支える要因となってきましたが、
インド・南米を中心として世界的に再拡大の様子を
見せたことで売りが進みましました。
特に海外部門の売上高が高い業種や、
渡航制限の広がり可能性が出てきたことで
空運業が厳しい売りに追い込まれました。
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【日本市場の動向】
日本市場は前日に引き続き
米国市場が下落したことや、
国内新型コロナウィルスの感染者拡大、
世界的な再拡大などが重なり、
大きく売りが先行してスタートしました。
寄り付きを超えて戻りを試みる動きも出ましたが、
前日の安値にも及ばず、
29,000円台を割り込んで取引を終えました。
前日は海運業のみが上昇して、残りの32業種は下落しましたが、
本日は空運業のみの上昇となりました。
海運業の下げ幅は比較的に小さく、
電気・ガス業、情報・通信業、医療品なども守った方です。
一方、鉄鋼、パルプ、非鉄金属などの素材系、
精密機器、自動車関連、機械などの
輸出関連が厳しい動きとなりました。
日経の日足は上下ヒゲと持つ陰線を形成しました。
前日の終値から下放れしてスタート、
そのまま下げる下向けのキャップを2日連続であけました。
終値で75日移動平均線を下回るのは
2020年10月30日以来のことです。
なお、日足全体が75日移動平均線の
下に位置するのは2020年5月18日の以来のことで
それだけ大きなトレンドの変化が現れていると言うことです。
9割超が下落する全面安の様子で、
東証1部の売買代金は概算で2兆6462億円、
売買高は12億6232万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は2028、
値上がりは132銘柄、変わらずは31銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
前日よりテクニカル分析上の話を続けます。
前日の分析では「ここからさらに下がると3月24日の安値、
その次は3月5日の安値が意識されます。
ボリンジャーバンドの+2σが
3月24日の安値付近に位置しているので、
ここでは支えられる可能性が高いですが、
逆に下に抜けると下げが早まってしまう可能性もあります。」と解説、
投資戦略でも「特に本日の安値を下にぬけると
下げがさらに加速するので
ロスカットラインに来ている銘柄は
必ず切っておくようにしてください。」と強調しておきました。
本日のチャートを見ればわかるとおり、
支えられる可能性のある値を全て下に抜けました。
思った通り下げが早まっているので、
ロスカットラインを過ぎている場合は、
未練なしにすべて離しておいてください。
もちろん、直近の分析を真面目に読んで
実践していた場合は、すでに逆指値で
ロスカットか、利益確定の売りを設定したので、
なんの問題もないでしょう。
空売りはタイミングよく入ったものに
利益が乗っているので、
金曜日までは半分くらいを利益確定する方向で
戦略をたてていきます。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,508.55 －591.83(－2.03%)
ドル・円
107.96 – 107.97 －0.44(－0.40%)
ユーロ・円
129.93 – 129.94 －0.90(－0.68%)
ユーロ・ドル
1.2033 – 1.2035 －0.0036(－0.29%)
NYダウ工業株30種（ドル）
33,821.30 －256.33(－0.75%)
S&P500種
4,134.94 －28.32(－0.68%)
ナスダック
13,786.268 －128.497(－0.92%)
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