2021年4月22日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前営業日比679円62銭（2.4%）高の2万9188円17銭でした。
2営業日のみで1,000円を超える下げ幅を記録した動きから
戻りを期待する買いが入る、自律反発の動きとなりました。
景気敏感業種を中心に買いが集まり、米国市場で上昇した
半導体関連にも物色の資金が向かいました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、
前営業日比316ドル01セント高の3万4137ドル31セント、
ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反発して
前営業日比163.950ポイント高の1万3950.218で取引を終えました。
世界的に再拡大の様子を
見せたことで売りが進んだ、前日の動きから一転、
米国国内の新型コロナウィルスワクチンの接種は2億回を超え、
拡大スピードをあげる政策の実施が好感されました。
景気正常化への期待から、旅行、レジャー関連
航空関連も買われ、
ハイテク銘柄も半導体を中心に物色されました。
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【日本市場の動向】
日本市場は前日までの2日間で
1000円を超える大きな下落になったことで、
押し目を拾う買いが進みました。
朝方から買いが先行してスタート、
一時始値を下回りましたが、
前日の米国市場で半導体関連が
買われたことを背景に
日本市場にも半導体を中心とした
買いが広がりました。
プラスに転じた後はそのまま上昇して
回復の可能性をみせながら取引を終えました。
32業種が下落した全面安から
本日は31業種が上昇、
空運、石油のみが下落しました。
海運業が上昇率1位、鉄鋼、電気機器、機械など
景気敏感銘柄買われ、
半導体の上昇で精密機器もしっかりでした。
日経の日足は下ヒゲと持つ陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
そのままあげる上向けのキャップをあけました。
高値と終値で75日移動平均線まで戻りました。
節目となるポイントに戻ってきましたが、
超えることができなかったので、
上に位置する下向きの25日移動平均線まで戻って
下に下げると、再び高値切り下げになるので、
下げが加速する形になります。
油断して大きく買いポジションを持つことには警戒してください。
東証1部の売買代金は概算で2兆2746億円、
売買高は10億8355万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1822、
値下がりは287、変わらずは82銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
前日はテクニカル分析上で
支えとして認識されるところを
一気に下に抜けたことについて話しました。
本日は大きく戻したものの、支えが下に抜けて
抵抗に逆転するポイントまでちょうど
戻ってからとまりました。
つまり、また上がる！と興奮するところではなく、
本日の高値を上に抜けて、明日も上昇する場合でも
まだ安心するポイントではないということです。
もう一つの懸念材料は歪な動きが続く為替市場、
4/5からスタートした円高傾向が止まらず、
107円台にまで円高が進んでいる状態での戻りです。
その反面、上昇率の高かったところは
海運業、鉄鋼、電気機器、機械に精密機器など
為替市場の影響を受けやすい業種が密集。
市場の歪みは、いずれは解消される動きに向かい、
急速な戻しの後は解消のスピードも早くなります。
超短期の空売りを狙う場合は、明日から来週初あたりがチャンスがあり、
押されっぱなしの空運業は1-2週間後くらいの反発に期待して
フォローしておきましょう。
もちろん、半導体、半導体製造装置関連にも継続して注目です。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
29,188.17 ＋679.62(2.38%)
ドル・円
108.02 – 108.03 －0.20(－0.18%)
ユーロ・円
129.98 – 130.00 ±0.00(0.00%)
ユーロ・ドル
1.2032 – 1.2034 ＋0.0022(0.18%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,137.31 ＋316.01(0.93%)
S&P500種
4,173.42 ＋38.48(0.93%)
ナスダック
13,950.218 ＋163.950(1.18%)
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