2021年5月12の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比461円08銭（1.61%）安の2万8147円51銭でした。
午後に入って下げ幅を拡大、700円超まで進む場面がありました。
米国市場はハイテク銘柄売りから景気敏感、消費財関連に拡大、
大幅に続落した流れを引き継ぎ日本市場も売りが先行しました。
下げ幅を700円超えまで拡大すると、短期の売られすぎが意識され
押し目買いが入り、下げ幅を縮小させながら終わりました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に続落して、
前営業日比473ドル66セント（1.4%）安の3万4269ドル16セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比12.432ポイント（0.1%）安の1万3389.426で取引を終えました。
ナスダック総合株価指数は3月末以来の安値を記録しました。
ハイテク銘柄への売りが続き、
下げてスタート、消費者物価指数の見通しで
下げ幅拡大、667ドルまで下げる場面がありました。
ハイテクへの売りが一巡すると、
景気敏感セクター、消費関連が売られました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の大幅な下落を受けて、
売りが先行してスタートしました。
米国でハイテク関連銘柄が売られたことを背景に
前日に引き続き、半導体関連、
テクノロジ関連で売りが膨らみました。
アジア市場で軟調な動きが見られることも加わり、
下げ幅を700円超えまで広げましたが、
28,000円を割り込む場面では
短期的な売られすぎが意識され押し目を拾う買いが入りったことで
下げ幅を縮小させて終わりました。
保険業、ゴム製品以外の31業種が下落、
輸送用製品、食料品は下げ幅がちいさく、
精密機器、サービス業も守った方です。
直近強気だった海運業に利益確定が出て、
下落率1位を記録、
続いて石油、鉄鋼、卸売業が売られました。
日経の日足は上下髭を持つ陰線を形成しました。
高値と安値を切り下げて、形でも明確な売り、
一時的に28,000円を割り込みました。
終値では28,000円台を回復して終わりましたが、
支えになると期待されていた
直近の安値を全て下に抜けました。
終値でボリンジャーバンドの-2σを下に抜けて終わり、
明日も実体が-2σの外にいる場合は
下に向かってのスプラッシュが発生します。
2日の下げすぎに対する戻りがあり得ますが、
一時的なことなので、惑わされて
大きく買っていくことは控えるのがよいでしょう。
商いは大きく増加して3兆円を超えました。
東証1部の売買代金は概算で3兆4014億円、
売買高は15億2939万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1795、
値上がりは349銘柄、変わらずは48銘柄でした。
本日も値下がり銘柄が8割を占める全面安でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
“明日も不安定な動きになりやすくなるでしょう。”
“大きく上昇していた鉄鋼業界は本日より
調整入りのサインを出してきているので、
保持している場合は注意をお願いします。”
前日の解説で振れた通りの動きでした。
+200円から-700円台まで一日の変動幅としては
2020年3月以降の幅で、
下げに対する悲観よりは投資家の不安定な心理の方が
気になる相場の様子です。
流石に2日で下げすぎだろうと、
押し目を拾う買いは入りましたので、
1-2日単位の短期トレードは向いていますが、
安心して買いを膨らませる場面ではありません。
また、どうみても買う銘柄見つからないという場合は、
市場がそんな状況であることを理解して
焦らないようにしてください。
毎日売り買いをする必要がないのは
個人投資家が持っている特権です。
明日から反発を見せる場合は常に「短期勝負」と
心に決めて挑んでください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,147.51 －461.08(－1.61%)
ドル・円]
108.77 – 108.78 －0.17(－0.15%)
ユーロ・円
131.99 – 132.00 －0.28(－0.21%)
ユーロ・ドル
1.2133 – 1.2135 －0.0008(－0.06%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,269.16 －473.66(－1.36%)
S&P500種
4,152.10 －36.33(－0.86%)
ナスダック
13,389.426 －12.432(－0.09%)
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