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2021年5月18の日経概況

2021年5月18の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前営業日比582円01銭(2.09%)高の2万8406円84銭でした。
米国市場は3営業日ぶりに反落、日本市場はその流れを引き継がず、
大幅な下落の後、押し目を拾う買いで支えられました。
上昇幅は650円に迫る場面もありましたが、縮小しながら終わりました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

週末の米国市場は3営業日ぶりに反落しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して、
前営業日比54ドル34セント(0.2%)安の3万4327ドル79セントト、
ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落して
前営業日比50.930ポイント(0.4%)安の1万3379.048で取引を終えました。

インフレに対する警戒心が引き続き
市場の上値を抑えました。
ダウの下落幅が205ドルに達すると
押し目を買う動きがでることで下げ幅を縮小させましたが、
プラスに転じることはなく、反落して取引を終えました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が小幅の反落、
朝方に発表された1~3月期のGDPが
3四半期ぶりのマイナス成長となったなど
マイナス材料が優勢でしたが、

大幅な下落への反動が強く、
景気敏感株を中心に押し目買いが入りました。
上昇幅は650円に迫る場面もありましたが、
国内の材料だけでは続ける力が足りず、
上昇幅を縮小させて終わりました。

3業種を除いた30業種が上昇、
電気・ガス、その他製品、パルプの3業種が下げ、
繊維製品もさえない動きになりました。

鉄鋼が上昇率1位、保険業、非鉄金属、
鉱業、精密機器の順番に上昇、
景気敏感業種に買いが戻っています。

日経の日足は短い上髭を持つ陽線を形成しました。
前日の高値と安値をは切り上げ、
テクニカル分析上の形でも上昇です。

28,000円の下でスタートしましたが力強く抜き、
ボリンジャーバンド- 1σまで上に行きました。
結局は28,000円が抵抗になる形で、
上ヒゲを残しながら取引を終えました。

25日移動平均線が75日移動平均線をデッドクロスして、
下向き継続中、日足がこのまま上昇すると
25日線にぶつかって下に転換する可能性があります。

東証1部の売買代金は概算で2兆7535億円、
売買高は12億3150万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1817、
値下がりは322、変わらずは53銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

難しい相場が続いています。
買ったら下がる、慌てて空売りを入れると上がる、
こんなことを感じている方も多いでしょう。

また、さらに難しいのは今の大幅上昇が本物かというと
それには疑問符がつくということです。
つまり、ファンダメンタルを読み、

それを反映して上げているというよりは
急落した後の反発による上昇だと考えることができます。
要するに、心理的に抵抗になるやすいところまで上昇して
下にむかって転換すると下げが加速してしまうので、
警戒が必要とのことです。

先週少し紹介した鉄鋼に関しては継続して注目、
石油・石炭も上昇継続になる可能性があるので一緒に注目して起きましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
28,406.84 +582.01(2.09%)
ドル・円
108.91 – 108.92 -0.33(-0.30%)
ユーロ・円
133.12 – 133.14 +0.55(0.41%)
ユーロ・ドル
1.2221 – 1.2223 +0.0086(0.70%)
NYダウ工業株30種(ドル)
34,327.79 -54.34(-0.15%)
S&P500種
4,163.29 -10.56(-0.25%)
ナスダック
13,379.048 -50.930(-0.37%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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