2021年5月26の東京株式市場は5営業日続伸しました。
終値は前営業日比88円21銭（0.31%）高の2万8642円19銭でした。
米国市場の主要3指標が揃って下落、日本市場はその流れを引き継ぎ、
売りが先行してスタートました。
米国長期金利の落ち着きやワクチン接種が進むことで景気の正常化に期待がもたれて
プラスに転じて、2万8500円台を固めながら終わりました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して、
前営業日比81ドル52セント（0.2%）安の3万4312ドル46セント、
ナスダック総合株価指数は小幅に反落して
前営業日比3.996ポイント安の1万3657.174で取引を終えました。
ビットコインが下げ止まり、
モデルナのワクチン関連ニュースが市場に流れ、
経緯正常化への期待が進み朝方は買いが優勢でした。
ダウは直近の強い上昇により最高値に近づいていることから、
利益確定を急ぐ売りで、
マイナスに転じて終りました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が下落したことを受け、
売りが先行してスタートしました。
米国の長期金利下落を背景に買いが進み、
プラスに転じました。
ワクチンの接種が進み、景気の正常化に期待が
かかったことも要因となり上昇しましたが、
関西の3府県が緊急事態宣言の再延長を
政府に要請すると伝わったことは上値を抑えました。
空運、陸運など景気の回復とともに
物色される業種に買いが進み、
化学、機械、電気機器などにも物色の目が移りました。
日経の日足は上髭を持つ陽線を形成しました。
前日の高値を切り上げて、
安値は切り下げたので形では持ち合い、
変動幅は広がりました。
高値は下向きで流れてくる25日移動平均線まで進んで、
タッチしてから上ヒゲを残し、
上昇幅を縮小して終りました。
後からの注意点は、レジスタンスとして意識された
25日移動平均線から下に向かってトレンド転換、
下げトレンドに戻り、
5/10の高値から切り下げも成立すると言うことです。
東証1部の売買代金は概算で2兆4138億円、
売買高は10億9663万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は768、
値下がりは1308、変わらずは116銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
5日続伸なのに、市場が調子いいとは
全然感じない、多くの方が感じていることではないでしょうか。
前日は東証1部の値上がり銘柄数が3割止まり、
本日も値下がりの方が多い歪な流れが続くので、
上がっているので、私の銘柄も調子いい！のような
動きにはつながっていません。
つまり、値嵩株が主導して日経指数はひっぱっているものの、
全体的には買いの要因が乏しく
なかなか手が出せない心理が市場を押し付けています。
短期的な戦略は苦しい場面なので、
戦略立案の基本はテーマに沿って
中・長期的に取り組むことでしょう。
例えば、戦略銘柄で解説している、
DX関連のRPA、
環境・脱炭素に関連してパワー半導体など
注目するテーマはいくつもあります。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,642.19 ＋88.21(0.31%)
ドル・円
108.90 – 108.91 ＋0.19(0.17%)
ユーロ・円
133.31 – 133.32 ＋0.08(0.06%)
ユーロ・ドル
1.2239 – 1.2241 －0.0016(－0.13%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,312.46 －81.52(－0.23%)
S&P500種
4,188.13 －8.92(－0.21%)
ナスダック
13,657.174 －3.996(－0.02%)
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