2021年6月2の東京株式市場は3営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比131円80銭（0.46%）高の2万8946円14銭でした。
米国市場がまちまちな動きになる中でも
アフターコロナを見据えての動きで日本市場もその流れを引き継ぎました。
景気敏感、レジュー、旅行関連に注目が集まる中、
早くも過熱感が現れていますが、ここは押し目に注目するところです。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸と反落でまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は小幅に4営業日続伸して、
前営業日比45ドル86セント（0.1%）高の3万4575ドル31セント、
ナスダック総合株価指数は小幅に反落して
前営業日比12.261ポイント（0.1%）安の1万3736.478で取引を終えました。
新型コロナウイルスのワクチン普及が加速
成人の5割以上がコロナワクチンを2回接種したとの発表で
景気回復への期待が膨らんだ。
ISMが発表した5月の製造業景況感指数が前月から上昇したことも
買いを誘い、上げ幅は320ドル近くまで伸びましたが、
長期金利の上昇が上値を抑えて、上げ幅を縮小させて終わりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場がコロナワクチンの普及で
上昇した流れを引き継ぎ、買いが進みました。
米国でレジュー・旅行関連が買われたことを受け、
日本でも景気敏感業種を中心に買いが進みました。
原油先物相場の上昇も影響して
上げ幅は200円に近づく場面もありましたが、
国内の材料不足に、主要景気指標の発表を前に
積極的に買い上げる動きは見られませでした。
陸運、海運、空運と、景気敏感＋アフターコロナ領域が意識され、
不動産、鉱業、繊維製品なども買われました。
一方、精密機器、パルプ、情報・通信業が売られ、
食料品、水産などの内需が売られました。
日経の日足は下髭の方が長い陽線を形成しました。
前日の高値と安値を切り下げて、
形では下げになりました。
安値が25日移動平均線をタッチすると戻し始め、
始値も超えて、終値での上昇で終わりましたが、
75日移動平均線に叩かれて下げが続く
流れからは抜け出せていません。
25日、75日移動平均線の間に挟まっているので、
ここから支えられて上に向かってトレンド転換、
上昇して75日の平均線を上に抜けてくるかが
当分の確認ポイントになりそうです。
1ヶ月ぶりの低水準から商いは増加、
東証1部の売買代金は概算で2兆7747億円、
売買高は12億4876万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1259、
値下がりは842銘柄、変わらずは92銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
光があれば、影も必ずあるもの。
米国市場同様、アフターコロナ関連に
買いが集まり、
HIS<9603>:+5.35%, オリエンタル<4661>: + 2.9%、
JAL<9201>: +3.46%, オープンドア<3926>: + 4.24%など
レジュー、旅行関連が光に当たりました。
一方、在宅関連で4月までは強い動きを見せていた
ブイキューブ（-3.34%）、オプティム（-5.08%）などは影、
わかりやすく下げトレンドに入りました。
レジュー、旅行関連はこれからという側面が強いので、
遅れたと思って諦めるよりは
一回押し目を作ったら、長期的な観点で
入っていくのがよいでしょう。
前日のマザーズ関連の解説とは別に、
本日はTOPIXに注目、
上昇率は日経よりよく、
テクニカル的にも75日線移動平均線を超えてきました。
TOPIX100のリストに入っている銘柄には
注目してみる価値があるので、要注目です。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,946.14 ＋131.80(0.46%)
ドル・円
109.84 – 109.85 ＋0.36(0.32%)
ユーロ・円
133.87 – 133.88 －0.14(－0.10%)
ユーロ・ドル
1.2186 – 1.2188 －0.0054(－0.44%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,575.31 ＋45.86(0.13%)
S&P500種
4,202.04 －2.07(－0.04%)
ナスダック
13,736.478 －12.261(－0.08%)
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