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2021年6月16日の日経概況

2021年6月16日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比150円29銭(0.51%)安の2万9291円01銭でした。
米国市場はFOMCが目前に迫ったことで
様子見ムードの続落と反落で下落、
日本市場はその流れを引き継ぎ売りが先行してスタートしました。
下げ幅を縮小させる場面もありましたが、
アジア市場の軟調で午後に入ると下げ幅を拡大させました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続落と反落で下落しました。
ダウ工業株30種平均は2営業日続落して、
前営業日比94ドル42セント(0.3%)安の3万4299ドル33セント、
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落して
前営業日比101.286ポイント(0.7%)安の1万4072.857で取引を終えました。

下落はしましたが、様子見ムードで
下げ幅は限定的で、取引も積極的な動きは見られませんでした。
5月の小売売上高が前月比1.3%減で市場予想を下回り、

消費財関連の一角に売りが出て、
前日上げていたハイテク関連には
早速利益確定の売りに押されました。

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【日本市場の動向】

日本市場は3指標揃って下落した
米国市場の流れを引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。

朝方は底値が強く、ワクチン接種の拡大に伴い
景気回復への期待が走り、
下げ渋り、前日の終値付近まで下げ幅を縮小する場面もありました。

午後に入ると中国を始め、
アジア市場が低調な動きになったことを受け、
下げ幅を拡大させました。

海運業が依然強く、上昇率2位、
鉱業、ゴム製品、機械が上位を締めました。
陸運、空運が揃って厳しく売られ、
その製品、サービス業もさえない動きでした。

日経の日足は長い上ひげを持つ短陰線を形成しました。
前日の高値は切り下げ、安値は切り上げたので、
形では持ち合いです。

変動幅が昨日の日足の変動幅の中に収まるので、
上昇した高値圏で迷っている様子です。
安値がまだ切り下げない、強い様子なので、

下げにくい展開か、下げてきても
75日移動平均線が支えになってトレンド転換すると
上昇トレンド継続になり、投資家心理が
傾く可能性が高くなります。

東証1部の売買代金は概算で2兆4262億円、
売買高は10億2848万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は876、
値上がりは1213、変わらずは105でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は日経の速報でメールが飛んでくるほど
トヨタの1万円台のせは大きな話題となりました。
市場が下げたとはいえ、
トヨタは引き続き物色され、
自動車関連にも連れ高、自動車全般が物色されました。

前日の解説ではそろそろ過熱感が意識され、
一回反転がくることが予想されると説明しました。
早速、本日は利益確定に押されましたが、

米国市場同様、FOMCに備えての準備に入りましたが、
FOMC後の材料をすでに織り込んでいることも
昨日説明した通りです。

一方、米国市場でもFOMCの直前に最高値を更新したことから、
やはりアフターFOMCをおり込んでいると考えられます。
本日は調整に入ったマザーズ、
半導体関連はFOMCの結果発表と同時に跳ね上がる可能性があるので、
物色の目は引き続きむけておきましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,291.01 -150.29(-0.51%)
ドル・円
109.94 – 109.95 -0.10(-0.09%)
ユーロ・円
133.37 – 133.39 -0.25(-0.18%)
ユーロ・ドル
1.2131 – 1.2135 -0.0012(-0.09%)
NYダウ工業株30種(ドル)
34,299.33 -94.42(-0.27%)
S&P500種
4,246.59 -8.56(-0.20%)
ナスダック
14,072.857 -101.286(-0.71%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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http://www.tbladvisory.com/topics/

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