2021年7月13日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比149円22銭（0.52%）高の2万8718円24銭でした。
米国市場が続伸して主要3指標が揃って連日で最高値を更新しました。
日本市場は買いが先行して29,000円近くまで伸ばしましたが、
前日の大幅上昇で短期の利益確定タイミングになり、
上昇幅を縮小させて取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は先週末の大幅な上昇に続き続伸して、
前営業日比126ドル02セント（0.4%）高の3万4996ドル18セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比31.321ポイント（0.2%）高の1万4733.240で取引を終えました。
S&P500種株価指数も続伸、
前週末比15.08ポイント（0.3%）高の4384.63を記録、
3指標揃って過去最高値を更新しました。
今週から本格化する決算発表を前に、
米国経済の回復期待で業績への期待も膨らみ、
金融業が上昇、景気敏感株を中心に買いが広がりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が先週末に続き
3指標揃って上昇、最高値を更新したことを受け、
買いが先行してスタートしました。
米国同様、景気敏感業種を中心に
上昇幅を広げましたが、勢いは長く続かず、
前日から午前にかけての大幅な上昇に対して
利益確定が進み、上昇幅を縮小して引けました。
空運、陸運業が前日に続いて軟調、
前日軟調だった海運業は上昇に転じました。
ゴム製品、その他製品も下げて、サービス業も厳しい動きに。
一方、28業種が上昇する中、特に鉱業、その他金融業の他、
金属製品、ガラス・土石製品などの素材系が買われました。
保険、証券、銀行業などの金融業全般も物色されました。
日経の日足は長い上ひげを持つ短陰線を形成しました。
高値で25日移動平均線を越えて
75日移動平均線まで近づいていきましたが、
長い上ヒゲを残しながら戻して終りました。
前日解説した通り25日、75日移動平均線が
強力なレジスタンスとして働いています。
見方は変更なしで上昇トレンドへの復帰を目指すなら
この2つの抵抗を突破した上で
6月25,28日に形成した高値も超えてくる必要があります。
逆にここから下に向かってトレンド転換すると
戻りが早かった分、下げトレンドも加速しますので注意してください。
東証1部の売買代金は概算で2兆1801億円、
売買高は9億5752万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1642、
値下がりは468、変わらずは82銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
高値28,852円、
不思議なほど29,000円が強力に意識されます。
6月15,16日のみ29,000円を気持ちよく超えて、
それ以外では近づいていくと
“とりあえず売っておこうか“のような下げに見舞われてしまいます。
二等辺三角形のパターンが下に崩れて
そのまま下げのトレンドに転じるかと思ったところで
ダマシとなり、再び持ち合いの中に戻ってきた格好です。
二等辺三角形の持ち合いだったチャートは
いつの間にか横ばいのボックトレンド（いわゆるレンジ相場）に
ハマって再び節目となる2つの移動平均線に近づきました。
“これではまた下のレンジに戻る動きしか期待できない”と語っているような
動きですので、銘柄選定が非常に難しくなってきます。
このような動きではやはり、定番の「旬なテーマ」に
選定の目を向けるのがよいでしょう。
再生エネルギー、電気自動車、環境、DX関連など
押しが強かったときは戻りもこれらの領域から
動き出すので、物色の目を向けてみましょう。
例えば、上記の複数の領域に渡っており、
増益を記録しているダイヤモンドエレクトロニックホールディングス<6699>は
テクニカル分析上でも面白い動きを見せたので、
注目していいでしょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,718.24 ＋149.22(0.52%)
ドル・円
110.21 – 110.23 ＋0.17(0.15%)
ユーロ・円
130.56 – 130.58 －0.14(－0.10%)
ユーロ・ドル
1.1845 – 1.1847 －0.0032(－0.26%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,996.18 ＋126.02(0.36%)
S&P500種
4,384.63 ＋15.08(0.34%)
ナスダック
14,733.240 ＋31.321(0.21%)
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