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2021年8月4日の日経概況

2021年8月4日の東京株式市場は小幅に続落しました。
終値は前営業日比57円75銭(0.21%)安の2万7584円08銭でした。
米国市場は反発と続伸で、上昇、長期金利の動向が変動要因となりました。
日本市場は新型コロナウィルスの感染拡大で投資家心理が悪化、
さげましたが、押し目を拾う買いが支えられ小幅の下げで止まりました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は反発と続伸で、上昇しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比278ドル24セント(0.8%)高の3万5116ドル40セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前日比80.226ポイント(0.5%)高の1万4761.295で取引を終えました。

朝方は前日に続き、長期金利の動向が影響して
売りが先行しました。
債券が買われ、長期金利が1.15%を記録したことで
景気敏感銘柄を中心に売られました。

売りが一巡して景気敏感セクター全般に
短期的な割安感が広がると、
押し目を拾う買いが入りました。

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【日本市場の動向】

日本市場は本日も方向感に欠ける展開でした。
新型コロナウィルスのデルタ株が
拡大する流れが市場の重圧となり、
上値を抑えています。

下げ幅が前日の安値を切ると
押し目を拾う買いが入り、
下げ幅を縮小させながら取引を終えました。

海運業が3日連続で買われ、上昇率2位、
鉱業が1位をしめました。
水産・農林業、石油・石炭製品が上昇、
鉄鋼もしっかりでした。

日経の日足は上下髭を持つ短陰線を形成しました。
前日から高値は切り下げ、安値も小幅に切り上げて、
形でも下落になりましたが、
安値の切り下げ幅は小さく、横ばいとして見られてもいい形です。

200日移動平均線にぶつかってから、
迷いに入っている状態ですが、
レジスタンスとして意識されている流れに変化はなく、

ボリンジャーバンドを見てもすべてが下向きで
幅が広がりつつあるので下向きのトレンドが
強まると解釈されます。

下げが加速する流れにはならず、とどまっていますが、
まだ安心できる位置では無いことに
気をつける必要があります。

東証1部の売買代金は概算で2兆4380億円、
売買高は10億7402万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1648、
値上がりは473銘柄、変わらずは69銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は空運、陸運の動きが実際のデータで
異なる側面を持つことについて考えてみました。
空運業は早速切り返して7番目の上昇率、

陸運も業種では下げたものの、
銘柄によっては反発する動きがみられ、
下げ幅は比較的に緩やかでした。

投資家心理の悪化はトヨタ<7203>の
動きからも読み取れます。
トヨタの4~6月の決算は世界の自動車販売が
大きく回復していることを背景に、
純利益5.7倍、過去最高益を達成しました。

一方、22年3月期の通期予想は据え置き、
その影響で売りが膨らみました。
その他の銘柄についても同じことが起きることは予想され、

ネガティブ材料が1つでも入っていると
そちらに反応しやすくなっています。
やはりまだ大きくポジションを増やすタイミングではありません。

医薬品はさらなる下げを模索する動きで、
気になる部門ですが、割安というよりは
暴落もあり得る形なので、要注意です。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
27,584.08 -57.75(-0.21%)
ドル・円
109.07 – 109.08 -0.14(-0.12%)
ユーロ・円
129.37 – 129.38 -0.34(-0.26%)
ユーロ・ドル
1.1859 – 1.1861 -0.0018(-0.15%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,116.40 +278.24(0.79%)
S&P500種
4,423.15 +35.99(0.82%)
ナスダック
14,761.295 +80.226(0.54%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

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