2021年8月24日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比237円86銭（0.87%）高の2万7732円10銭でした。
ファイザーのワクチンが正式に承認され米国市場が最高値を更新する上昇、
日本市場はその流れを引き継ぎ買いが先行してスタートしました。
節目の25日移動平均線まで進むと上値が重く、上昇幅を縮小させながら
終わりましたが、2日連続で陽線を作って終わりました。
ここからの動きが重要になる日経、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比215ドル63セント（0.6%）高の3万5335ドル71セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日続伸して、
前日比227.989ポイント（1.5%）高の1万4942.652で取引を終えました。
FDAが23日、ファイザーの新型コロナワクチンを
正式承認したことで、
接種率が高まるとの観測が広がりました。
景気回復への期待が進み、
景気敏感銘柄を中心に買いが広がりました。
ソフトウェア、SNSに加え
半導体などハイテク関連が買われ、ナスダックも最高値を更新しました。
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【日本市場の動向】
日本市場はワクチンの正式承認を背景に
米国市場が最高値を更新する動きを引き継ぎ、
買いが先行してスタートしました。
日本でもワクチン接種が進み、景気回復への期待で
買いが広がりましたが、
週末のイベントへの警戒感、
前日の大幅高などで上値は重く、
上げ幅を縮小させながら取引を終えました。
前日は32業種が上昇する
全面高の展開でしたが、
本日も5業種を除く28業種が上昇する上げ相場でした。
海運、空運業、鉄鋼などの景気敏感業種が上昇、
電気機器、金属製品、非鉄金属などもしっかり。
一方、電位・ガス、銀行が下げ、
医薬品、ゴム製品も軟調な動きでした。
日経の日足は上髭を持つ短陽線を形成しました。
前日の終値から上昇してスタート、
そのまま上場して、上向けのギャップを開けました。
前日は25日移動平均線、200日移動平均線、
さらに75日移動平均線が抵抗になりやすいと解説、
本日は25日移動平均線の下でスタートした後、
終値で超えています。
さらに上昇すると28000円と200日移動平均線が
抵抗として待っているので
まだ上昇トレンド発生だと判断することはできないことに
注意してください。
東証1部の売買代金は概算で2兆3378億円、
売買高は9億5942万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1799、
値下がりは312、変わらずは79銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
午後からの減速が懸念された日経、
しっかり陽線を2つ作って終わって、
下げ加速の最悪シナリオは抜け出したかのようにみえます。
一つ警戒しないといけないのは
6月28日以降の日経のパターンです。
6/29, 7/13, 8/12など、
25日線に近づくか、一時的に上に抜け出すと
例外なく下に沈んでは下げるスピードを早めました。
下落トレンドの典型的なパターンで
そのトレンドがまだ終わってないところで、
本日も同じ形で25日線を抜けてきました。
ジャクソンホール会合が近づくにつれ
様子見ムードは強まりますが、
一段の下ぶれも十分あり得るので、警戒が必要です。
精密機器は割高として評価される水準になってきたので
反落に注意、短期の急落を空売りで拾いに行くなら
島津製作所＜7701＞あたりが面白そうです。
一方、持ち合いにハマった銘柄が多かった
その他製品業種は持ち合いから上値ブレイクを
狙ってみるのも良い戦略でしょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
27,732.10 ＋237.86(0.87%)
ドル・円
109.70 – 109.71 －0.20(－0.18%)
ユーロ・円
128.72 – 128.74 －0.11(－0.08%)
ユーロ・ドル
1.1733 – 1.1735 ＋0.0011(0.09%)
NYダウ工業株30種（ドル）
35,335.71 ＋215.63(0.61%)
S&P500種
4,479.53 ＋37.86(0.85%)
ナスダック
14,942.652 ＋227.989(1.54%)
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