2021年8月25日の東京株式市場は3営業日ぶりに小幅反落しました。
終値は前営業日比7円30銭（0.03%）安の2万7724円80銭でした。
ファイザーのワクチンが正式に承認されたことが引き続き好感され、
米国市場が上昇、日本市場はその流れを引き継ぎ、買いが先行してスタートしました。
コロナ感染者拡大には歯止めがかかっておらず、
ここまでの上昇分に対して利益確定を行う売りが膨らみ、
小幅の下落で取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3営業日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日続伸して、
前営業日比30ドル55セント（0.1%）高の3万5366ドル26セント、
ナスダック総合株価指数は4営業日続伸して、
前日比77.148ポイント（0.5%）高の1万5019.800で取引を終えました。
S&P500種株価指数も4日続伸、
前日比6.70ポイント（0.1%）高の4486.23で
ナスダック 指数と共に過去最高値を更新しました。
23日にファイザーの新型コロナワクチンが
FDAにより正式承認されたことが引き続き好感されましたが、
ジャクソンホールの前とあって、
上値を追う動きにはなりませんでした。
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【日本市場の動向】
日本市場は前日まで大きく上昇してきており、
700円以上の上げ幅を記録したことから、
利益確定の売りが出やすいタイミングでした。
ナスダック 、S&P500など主要な米国指数が
史上最高値を更新した米国市場の
動きを引き継ぎ、朝方方は買いが優勢でした。
国内の新型コロナウイルスの感染者数拡大が
続き、上値を追う動きにはなれず、
失速してマイナス圏に沈んで終わりました。
本日は業種別の動きは拮抗、
鉄鋼、輸送用機器、鉱業など景気敏感銘柄が買われ
非鉄金属、精密機器、石油・石炭製品も伸ばしました。
一方、小売業が最大の下げ、化学、電気・ガス業
保険なども売られました。
日経の日足は上髭が長い短陰線を形成しました。
本日の高値と安値を切り上げて、
形では上昇となりました。
ボリンジャーバンドの+1σまで進むと、
レジスタンスに会い戻して終りました。
安値は25日移動平均線で支えられたので、
節目の間に挟まれた形です。
本日の高値も超えて、
25日移動平均線をサポートラインに変えてくれるのか、
反対にキャップを開けながら下に抜けて
アイランドリバーサルになるのか
明日から来週にかけて注目されます。
東証1部の売買代金は概算で2兆1187億円、
売買高は9億1254万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1061、
値上がりは1010、変わらずは119銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
わかりやすいくらい抵抗線が意識された動きです。
6月15を起点に、主な上値を結んだ線をみると、
前日から本日にわたって抵抗が存在し、
意識されて綺麗に止まったのがわかります。
ここを上に抜けて、一段高を目指したいところですが、
特別な材料が今夜中に発表されない限り
明日も様子見相場になるのは
目に見えています。
27日のジャクソンホール、パウエル議長の講演、
世界の注目はこちらに集まっていますので、
さらに煮詰まる動きが出ても
おかしくないことは認識した上でトレードしましょう。
それが嫌な場合は、会合が終わって
方向感が出てから動いてもよいでしょう。
少し小粒の材料は９月１日に発足するデジタル庁関連で、
IT関連には恩恵がありそうです。
こちらも期待が先行しますが、
実際に日本を変える力があるのか、
その力を十分発揮できる環境は整っているのか
課題はこれから明確になってくるでしょう。
当分はDX関連に注目されやすいので
銘柄をチェックしてみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
27,724.80 －7.30(－0.03%)
ドル・円
109.79 – 109.80 ＋0.03(0.02%)
ユーロ・円
129.02 – 129.04 ＋0.19(0.14%)
ユーロ・ドル
1.1748 – 1.1752 ＋0.0011(0.09%)
NYダウ工業株30種（ドル）
35,366.26 ＋30.55(0.08%)
S&P500種
4,486.23 ＋6.70(0.14%)
ナスダック
15,019.800 ＋77.148(0.51%)
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