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2021年9月7日の日経概況

2021年9月7日の東京株式市場は7営業日続伸しました。
終値は前営業日比256円25銭(0.86%)高の2万9916円14銭でした。
4月5日以来の高値を記録、一時は3万円を回復しました。
3万円を回復してからは達成感による売りに押されましたが、
心理的には大きな進展となる1日でした。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は休場でした。

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【日本市場の動向】

日本市場は加速がついて、
次の政権の政策期待、コロナ感染者数の減少まで加わり
上昇の流れが継続しました。

買いが先行して3万円を立会中に超え、
380円の上昇幅まで進みましたが、
達成感による売りが出たことや、
戻り待ちの売りも出て、上昇幅を縮小させながら終わりました。

33全業種中、30業種が上昇、前日大きくあげた
海運業は利益確定に押され下落率3位でした。
空運業が旅行・レジュー需要の回復期待から買われ、
情報・通信も前日に続いて上昇率が目立ちました。

日経の日足は上髭を持つ短陽線を形成しました。
前日から上放れしてスタート、
勢いよく3万円を超えましたが
利益確定が進み、後半は上げ幅を縮小する動きでした。

ボリンジャーバンドの+2σを飛び出し、
+3σにまたがった状態で上昇が継続する
スプラッシュは継続しました。

RSI96は2019年10月以降の高さで、
過熱感を確実に示していますが、
トレンドが強い時は、逆張りのサインを出し続けるオシレーター系よりは
トレンド系の指標を活用していきましょう。

商いは3カ月ぶりの高水準を記録して
東証1部の売買代金は概算で3兆4335億円、
売買高は12億5738万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1477、
値下がりは602、変わらずは110銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日はトレンドが強い相場というのは
理性では説明がつかない上昇がみられるのが
「普通」になると解説しました。

本日の動きはある程度の常識が反映されています。
4月9日以来、立ち会い時間中としては、
5カ月ぶりの3万円台回復、
3万円を回復した後は利益確定に押されたことです。

しかし、発足前の新政権への政策期待、
新型コロナの感染者が減少することが
継続して材料視されているため、
この材料がなくならない限りは
節目を挟みながら、上昇する地合いは整ったと判断できます。

前日注目したTOPIXは
連日の高値更新、売買代金も連日の3兆円超えなので、
大相場のサインはすべて点灯しました。

さすがに短期的な買われすぎのサインも出ていますので、
明日からは節目作りの利益確定売りに注意、
節目を挟んだ後は東南アジアの感染者数が
落ち着きつつあるので、

これがサプライチェーンの回復につながると
自動車を始め、半導体など供給不足によって
生産に支障をきたしていた部門に物色の目が向かいます。

特に上値が重かったマザーズは
力強く突き抜けてきたので、マザーズ、特に動きが著しい
情報・通信業で注意深く銘柄を選定してみましょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,916.14 +256.25(0.86%)
ドル・円
109.95 – 109.96 +0.06(0.05%)
ユーロ・円
130.50 – 130.52 +0.15(0.11%)
ユーロ・ドル
1.1868 – 1.1870 +0.0006(0.05%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,369.09 -74.73(-0.21%)
S&P500種
4,535.43 -1.52(-0.03%)
ナスダック
15,363.516 +32.339(0.21%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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