2021年10月7日の東京株式市場は9営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比149円34銭（0.54%）高の2万7678円21銭でした。
前日の米国市場が続伸、買いが先行してスタートしました。
先物の売り方による買い戻しも加わり、上げ幅を拡大しましたが、
市場の不安定要因はまだ解消されず、上髭を残して
本日の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比102ドル32セント（0.3%）高の3万4416ドル99セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前日比68.081ポイント（0.5%）高の1万4501.911で取引を終えました。
朝方は売りが先行して450ドル下落まで
下げ幅を拡大させました。
共和党上院トップのマコネル院内総務から
債務上限に関するポジティブな提案が出たことが
投資家心理を改善、マイナス幅を打ち消し、
３桁の上昇で取引を終えました。
ADP全米雇用リポートの雇用者数（非農業部門）が
市場予想を上回ったことも
上昇の基盤要因となりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が続伸したことで買いが
先行してスタートしました。
8日間にわたって下げてきたので、
自律反発のタイミングに来たいたことも買いの要因となりました。
全面的に上昇したというより
値嵩株の上昇がリードした部分が大きく、
先物の売り方による買い戻しも
加わりましたが、上値が重く上げ幅を縮小して終わりました。
押されていた海運業が利益確定の売りを終えて、
押し目買いが広がりました。
輸送用機器、その他製品などの景気敏感系が買われ、
その他金融、証券など金融の一角にも買いが入りました。
一方、鉱業が利益確定に押され、
石油・石炭、電気・ガス業、空運業に陸運業などが売られました。
日経の日足は実体の乏しい陰線を形成、
長い上下ヒゲを持ちました。
終値では上昇しましたが
高値は切り下げ、安値は切り上げたので、
形では持ち合いです。
高値と安値が止まったところも
テクニカル的に意識されるところです。
高値は28,000円及び5日移動平均線に
近づいていくと止まって戻りました。
安値は一目均衡表の先行スパン1まで
下げると止まって戻りました。
明日は本日の高値及び先行スパンに１の
上に抜けてトレンド転換するか確認します。
参加者が少ないので、商いは薄く
2週間ぶりに3兆円を割り込みました。。
東証1部の売買代金は概算で2兆9449億円、
売買高は13億3087万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は839、
値下がり銘柄数1249、変わらずは95銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
８日連続の下げ幅は2700円超、
8月23日からの上昇分が
この8日だけですべて消えたことになります。
早速次の選挙日程を発表したのは
少なくとも選挙が終わるまでは
明確なビジョンはないという形で伝わり、
政策期待による相場は早くも
肩透かしの様子で、
失望売りが止まらない状況が続きました。
一回下げ止まりにはなりましたが、
先週末に予告した通り、
明日は景気関連の指標が集中している上に週末、
様子見が広がり安い相場環境です。
新たにポジションを作るよりは
保持銘柄の利益確定戦略に集中するのが良さそうです。
空売りで狙いを定めている銘柄に関しては
本日の戻りがむしろいい節目を作ってくれるので
明日から注目してみましょう。
メルマガの銘柄戦略でもその点に付いて
解説します。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
27,678.21 ＋149.34(0.54%)
ドル・円
111.41 – 111.43 －0.26(－0.23%)
ユーロ・円
128.82 – 128.84 －0.23(－0.17%)
ユーロ・ドル
1.1559 – 1.1561 ＋0.0003(0.02%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,416.99 ＋102.32(0.29%)
S&P500種
4,363.55 ＋17.83(0.41%)
ナスダック
14,501.911 ＋68.081(0.47%)
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