2021年11月16日の東京株式市場は4営業日続伸しました。
終値は前営業日比31円32銭（0.11%）高の2万9808円12銭でした。
米国市場は小幅の反落で、長期金利の動向が影響を与えている中、
日本市場は長期金利の上昇で保険業が物色されるなど
４営業日連続で上昇しました。
３万円の大台に近づくと減速、上値は限定的でした。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
週末の米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比12ドル86セント安の3万6087ドル45セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して、
前日比7.112ポイント安の1万5853.846で取引を終えました。
長期金利が先週から上昇、1.63%まで
進んだことを背景にハイテク株は売られました。
下げてはいるものの、
下値は限られ、先週末の終値付近で推移する
動きに終始したことから判断すると、
今回の下げも限定的な範囲でとどまることが予想されます。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が長期金利の上昇で
小幅な下落になったことを受けて、
小幅の下落でスタートしました。
下値は限定的で、長期金利の上昇で好感された
保険業が大幅上昇、日経全体もプラスに転じました。
114円台で推移する円安傾向で自動車株も堅調に推移しました。
上昇が一巡すると、一部の業種では
利益を確定する売りがでて
上昇幅を縮小させて終わりました。
前日に続き自動車関連がメインの輸送用機器が上昇、
鉱業、保険、電気機器などが上位を占めました。
前日に続き海運が弱く、サービス、パルプ・紙製品も
厳しい動きになりました。
日経の日足は長い上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
3万円が強く意識される展開でした。
上昇するときは3万円を上回る5勢いでしたが、
高値で29,960円まで進むと、抵抗に会い戻して終わりました。
前日は3万円を目指す動きが続き、
視野に入ってきたと解説しましたが、
明日まで上昇して超えてくるのか、
注目が集まってきます。
再び下げる場合は、上向きの5日移動平均線が
サポートになって跳ね上がるかが確認ポイントです
東証1部の売買代金は概算で2兆7093億円、
売買高は11億9059万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は890、
値下がりは1189、変わらずは104銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
9月28日以来の高値まで進んできました。
高値で3万円を目指してきていますが、
前日はこの2年間、3万円の壁にぶつかり続けたことにふれました。
ここまできたら、もはや行くのでは？と
思った次の瞬間から戻しに転じた後、
上げ幅を縮小しました。
騰落をみて、上昇は4割にとどまり
一部の銘柄が上げて指数が押しあがったことが読み取れます。
決算発表のピークは過ぎていますが、
テクイカル的に過熱感が出始めていたことから
利益確定の売りが進んでもおかしくないでしょう。
明日は小売業の動きに注目。
年末商戦の準備で余念がない小売り業界は
米国の10月小売売上高、10月鉱工業生産が発表され、
決算でもホームセンター大手のホームデポ、
小売りの大手ウォルマートが発表を行います。
サプライチェーンの影響をはねのけるほどの
成績をみせて米国市場も堅調な動きになる場合は
日本市場にもプラスのインパクトがあることでしょう。
もう一つ注目する業種はサービス業、
値を飛ばしてきた分、
本日より調整に入る気配なので、
明日以降も押される場面に注意です。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
29,808.12 ＋31.32(0.11%)
ドル・円
114.17 – 114.19 ＋0.23(0.20%)
ユーロ・円
129.72 – 129.74 －0.73(－0.55%)
ユーロ・ドル
1.1360 – 1.1362 －0.0089(－0.77%)
NYダウ工業株30種（ドル
36,087.45 －12.86(－0.03%)
S&P500種
4,682.80 －0.05(0.00%)
ナスダック
15,853.846 －7.112(－0.04%)
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