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2021年11月25日の日経概況

2021年11月25日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比196円62銭(0.67%)高の2万9499円28銭でした。
米国市場はまちまちな動きが続く中、日本市場は前日の大幅な下落から
自律反発の買いが先行して高く寄り付きました。
材料不足から積極的な売買が控えられ、その動きは明日まで続きそうです。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
米国市場は反落と反発で、まちまちな動きが継続しました。
ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して、
前営業日比9ドル42セント安の3万5804ドル38セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発して、
前日比70.088ポイント(0.4%)高の1万5845.226で取引を終えました。

休みを前にして積極的な売買が見られず、
小幅の動きで方向感のない展開を見せました。
長期金利の上昇が一服したことが

金融関連の売りを誘い、ダウはマイナスにむかいましたが、
下げ幅も限定的で、
長期金利の落ち着きを背景にハイテク関連が買われた結果、
ナスダックは上昇しました。
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【日本市場の動向】

日本市場は前日の大きな下げに対する
自律反発で買いが先行してスタートしました。

米国市場がまちまちな動きになったことに
休場を控えていることから、
積極的な売買は控えられ、
上昇幅も限定的な範囲に収まりました。

証券、その他金融などの金融関連がつよく、
鉱業、陸運も買われました。
前日強かった電気・ガスは本日もしっかり、
空運、パルプ・紙、食料品は下落しました。

日経の日足は上ひげの方が長い
陰線を形成しました。
高値は前日より切り下げ、安値は切り上げて
形では持ち合いになりました

ボリンジャーバンドのすべてが横ばいになり
幅がだんだん狭くなっています。
日足の動きにとしても、三角持ち合いの形で
だんだん煮詰まってきました。

まだ明確な方向は見えないところですが
この三角保ち合いの上辺3万円を上に抜けてくると
強い株として変身しそうです

材料不足で参加者は限定的で、
商いは8月27日以来およそ3カ月ぶりの低水準を記録しました。

東証1部の売買代金は概算で2兆1145億円、
売買高は9億5984万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1013、
値下がりは1073、変わらずは97銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

上昇はしているが、力強さはみられない、
上昇を予感させる動きというよりは
前日の安値をも切り下げて
さらに地合いが悪くなるのを回避したことに意味がありそうな一日でした。

米国市場が方向感に欠ける動きが続く中、
なおさら休場、材料不足で方向感なしに
なりやすい環境だったことを考慮すると

むしろこれくらいならよく頑張ってくれたと
思えるレベルではないでしょうか。
小売業の好調さが伝わる中、

明日からのブラックフライデーで
順調な滑り出しと、
週末の米国株が堅調な動きになり、

月曜日のサイバーマンデーも好調が続く場合は、
日本市場にも追い風が吹くことになるでしょう。
その分、明日までは材料不足による
薄い売買高と方向感のない動きが予想されます。

日本にもブラックフライデーに準じる
セール行事が増え、年末商戦が始まるが故に
小売業、物流関連には連想買いが入りやすいので
注目してみるのもよいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,499.28 +196.62(0.67%)
ドル・円
115.35 – 115.37 +0.46(0.40%)
ユーロ・円
129.45 – 129.46 +0.26(0.20%)
ユーロ・ドル
1.1222 – 1.1224 -0.0022(-0.19%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,804.38 -9.42(-0.02%)
S&P500種
4,701.46 +10.76(0.22%)
ナスダック
15,845.226 +70.088(0.44%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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http://www.tbladvisory.com/beginnning/topics/

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