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2023年 6月13日の日経概況

【市場総括】

2023年6月13日の東京株式市場は続伸しました。終値は前営業日比584円65銭(1.80%)高の3万3018円65銭。33年ぶりの高値を更新したのはもちろん、終値で33,000円台にのせました。米国市場が3指数揃って上昇したことを背景に買いが先行してスタート、SOX指数が大幅に上昇したことで半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。上げ幅は700円に近づく場面もありましたが、3万3000円を超えたことで高値警戒感かが強まり、上昇幅が限定されました。

本日も最後までしっかりお読みください。


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【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。ダウ工業株30種平均は5営業日続伸して、前営業日比189ドル55セント(0.6%)高の3万4066ドル33セント、ナスダック総合株価指数は続伸して、前営業日比202.778ポイント(1.5%)高の1万3461.921、S&P500指数は+40.07(0.93%)の4,338.93で引けました。

ニューヨーク連銀が発表した5月の消費者調査が1年ぶりの低水準を記録した他、CPIが減速するとの予想が広がり、市場心理はリスクオン継続に傾きました。

不況が懸念されていた米国経済がソフトランディングする可能性の方が浮上、景気敏感業種が買われるとともに、ハイテク業種にも資金が継続して流入しました。


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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が3指数揃って上昇したことを背景に買いが先行してスタートしました。前日に続き、米国市場でハイテク関連が買われ、SOX指数が大幅に上昇したことを背景に日本でも半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。

上げ幅は700円に近づく場面もありましたが、3万3000円を超えたことで高値警戒感かが強まり、売りがでました。その結果、上昇幅が限定されましたが、終値では3万3000円を超えたままでした。

5業種以外の28業種が上昇。パルプ・紙、電気・ガス、海運業に内需の水産・農林業が下げました。金融関連の業種も比較的弱い動きで、銀行、証券、その他金融業は市場全体の上昇に比べると、限定的な範囲に止まりました。

トヨタの大幅な上昇を基盤に輸送用機器が躍進、電気機器、機械、情報・通信業などが前日に続き強く、ゴム製品、金属製品、精密機器などの素材系も目立つ上昇を記録しました。


【日本市場のテクニカル分析】

日経の日足は上髭を持つ陽線を形成しました。前日の終値から上放れしてスタート、ギャップを上げて、2連続の空明け。前日の迷いの形から上に抜けたので、さらなる上昇も予感させる流れになってきました。

33,000円という歴史的な数字を出してきたので、達成感による利益確定の売りが出てもいいタイミング。明日はその利益確定が出たとしても資金を乗せてさらに買っていくと上昇は強まる一方、という流れになる可能性もあるでしょう。

ただし、狂乱の相場もいずれは終わりを告げる。この上昇が異常なほどのレベルを続けてきたので、どこかで長めの調整を挟んでもいいタイミングに来ているのは確かです。それでも鉄則は、下げの明確なサインがでるまで保持を続けることです。

東証プライムの売買代金はで4兆1489億円、売買高は14億1346万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1066、値下がりは695銘柄、横ばいは73銘柄でした。


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【世界市場の総合分析: 今後の投資戦略】

アットいう間に33,000円到達!

33年ぶりの高値なので、歴史的な数字が並ぶのはある意味当たり前で、驚きも少なくなってきたような気がします。東証プライムの時価総額は802兆円、昨年4月の市場再編後、初めて800兆円を上回りました。

筆者が投資の勉強で燃え上がっている時が400兆円いくか行かないくらいだったので、単純に考えると市場規模は2倍以上に成長したことになります。このまま日本は失われた30年から40年に進まず、バブルに走っていくのでしょうか。一度でいいからバブルをみて、触れてみたいという気持ちをデフレの時代しか知らない人たちは密かに持たれているのではないでしょうか。

もちろん、後始末は大変ですが。バブル崩壊後、舵取りを間違った今の失われた30年を生み出したといっても過言ではありませんので。

利益確定に押されそうになっていた半導体部門が大きく躍進して、アドバンテスト<6857>は年初来高値を更新、<4063>信越化学も同様。テクニカル的にも面白くなってきたのが信越化学なので、注目していいでしょう。

後、上場来高値を記録したのは多くがETF。市場全体が潤うことで、インバース以外のETFにも恩恵が回っていることでしょう。ETFに加えて、グロース系が脚光を浴びる中、三菱工業<6584>のようなバリュー株もかわれるなど、市場の循環物色はずっと回っているようです。

もちろん、AI INSIDE<4488>のようにAI関連は継続して注目されるので、中・長期的に取り組んでも面白いのではないでしょうか。


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【各市場の動き】

株式指標

日経平均(円)33,018.65+584.65(1.80%)
TOPIX 2,264.79+26.02(1.16%)

為替

ドル・円 139.50 – 139.51±0.00(0.00%)
ユーロ・円 150.58 – 150.60+0.35(0.23%)
ユーロ・ドル 1.0793 – 1.0795+0.0024(0.22%)

海外株式

NYダウ工業株30種(ドル) 34,066.33+189.55(0.55%)
S&P500種4,338.93+40.07(0.93%)
ナスダック13,461.921+202.778(1.52%)

債券・金利

米10年国債(%)3.738-0.003
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