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2023年 7月7日の日経概況

【市場総括】

2023年7月7日の東京株式市場は4営業日続落しました。終値は前営業日比384円60銭(1.17%)安の3万2388円42銭。強い労働関連指標で売られた米国市場の流れを受け、売りが先行してスタート、3指数揃っての下落は影響が大きく、下げ幅は400円を超える場面もありました。押し目を拾う買いが入り、下げ幅を縮小する場面もありましたが、米国雇用統計の発表に備えて、引けにかけては再び売りが広がりました。

本日も最後までしっかりお読みください。


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【米国市場の動向】

米国市場は続落しました。ダウ工業株30種平均は続落して、前営業日比366ドル38セント(1.1%)安の3万3922ドル26セント、ナスダック総合株価指数は続落して、前営業日比112.611ポイント(0.8%)安の1万3679.043、S&P500指数も続落して-35.23(-0.79%)の4,411.59ポイントで取引を終えました。

雇用関連指標が市場心理の悪化を招きました。6月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく上回ったことが、FRBの金融引き締め姿勢を強化するとの見方につながりました。

7月のFOMCで利上げをするとの予想が増え、年内2回利上げの可能性も高まったことが市場の心理を下押ししました。景気敏感株への売りが強く、長期金利の上昇で売られるやすいナスダック市場も下げました。


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【日本市場の動向】

日本市場は強い労働関連指標で売られた米国市場の流れを受け、売りが先行してスタートしました。3指数揃っての下落は影響が大きく、下げ幅は400円を超える場面もありました。

前回の安値に近づくと押し目を拾う買いが入ることで、下げ幅を縮小する場面もありましたが、今夜予定されている米国雇用統計の発表に備えて、引けにかけては再び売りが広がりました。

業種別の動きでは33業種中、2業種のみが上昇、31業種が下落しました。海運業、空運業のみが上昇しましたが、下落した業種の中でも陸運業、水産、倉庫などの内需系がそこ固く推移しました。

景気敏感株・輸出関連業種に利益確定の売りが出て、機械、輸送用機器、電気機器、化学、鉱業などの下げが目立ち、不動産業、電気・ガス業も1%を超える下落率を記録しました。


【日本市場のテクニカル分析】

日経の日足は上下髭を持ち、上の方が長い短陰線を形成しました。前日の日足から実体が離れ、下向けのギャップをあけて、3連続で実体が離れるギャップ明けを演出しました。

終値で転換線まで割り込み、一目均衡表上ではトレンドが弱まる準備に入りました。6月27日の安値に近づくと下げ止まり、切り返しましたので、底値が並ぶ形で、高値も並び、短い期間のボックスを形成しました。

週足でみると様子がことなります。陰線ではありますが、先週の高値を切り上げ、安値も切り上げたので、形では上昇となっているので、6月12日の週から4週にわたって持ち合いを形成しています。

東証プライムの売買代金は3兆8131億円、売買高は15億3732万株。東証プライム市場の値下がり銘柄数は1312、値上がりは456、変わらずは67銘柄でした。


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【各市場の動き】

株式指標

日経平均(円)32,388.42-384.60(-1.17%)
TOPIX 2,254.90-22.18(-0.97%)

為替

ドル・円 ※143.00 – 143.02-0.91(-0.63%)
ユーロ・円 ※155.66 – 155.74-0.56(-0.35%)
ユーロ・ドル ※1.0908 – 1.0910+0.0053(0.48%)

海外株式

NYダウ工業株30種(ドル) ※33,922.26-366.38(-1.06%)
S&P500種4,411.59-35.23(-0.79%)
ナスダック13,679.043-112.611(-0.81%)

債券・金利

米10年国債(%)4.036+0.100
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