【市場の総括】
2024年6月17日の東京株式市場は大幅反落しました。終値は前週末比712円12銭(1.83%)安の3万8102円44銭で取引を終えました。欧州の政局不安、日本の金融政策をめぐる先行きへの不透明感、米国の景気に対する懸念などの材料がすべて絡み合い、4月25日の最大下げ幅831円に迫る勢いでした。
||週末の米国市場はハイテク関連が伸びる
前日の米株式市場は4日続落し、前日比57ドル94セント(0.14%)安の3万8589ドル16セント、ナスダックは5日続伸し前日比21.322ポイント(0.12%)高の1万7688.882、S&P500種は反落し2.14ポイント(0.03%)安の5431.60で取引を終えました。
6月の消費者態度指数が市場予想を下回り、米国の景気に対する懸念が広がってダウ指数は4営業日続落しました。反面、エヌビディア、アルファベットなど、AIの本命とされる銘柄が買われたナスダック市場は強さを保ち、5日続伸して終わりました。
【 今後の投資戦略】
幕開けから波乱の展開、今週は上下動きながら方向感のないボックス圏の動きになると予想していましたが、はたして方向感なしと片付けていいのか。上と下、振れ幅の大きいボックスになりそうな予感です。日米のみならず、久しぶりに欧州の株価が関心を集めています。
背景になっているのはニュースでも頻繁に取り上げられている欧州の政局不安。6月末から開始されるフランスの下院選、極右の躍進が予想される中、欧州各国で同様の動きがみられます。欧州全体が不安定な動きになっている分、日本市場にも大きな影響が及んでいるわけですが、とりわけ欧州関連銘柄には特に大きな打撃となっています。代表的な欧州関連銘柄であるマツダ<7261>は-3.68%を記録しました。
日経はテクニカル的にも直近の三角持ち合いを下離れしたので、空売りに走りがちですが、ここは一歩引いて冷静な観点を持つ必要があります。慌てて空売りに飛び込むと急騰、さらに慌てて損切りの買い戻し、そしてまた暴落のように変動性の高い動きになる可能性が高いとみられます。
新たなポジションを立てるよりは少なくとも米国の小売売上高を確認したいところです。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,102.44 | -712.12(-1.83%) |
TOPIX | 2,700.01 | -46.60(-1.70%) |
為替(日本時間 17:00) | ||
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ドル・円 | 157.54 - 157.56 | -0.12(-0.07%) |
ユーロ・円 | 168.59 - 168.60 | -0.22(-0.13%) |
ユーロ・ドル | 1.0700 - 1.0702 | -0.0007(-0.06%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 38,589.16 | -57.94(-0.14%) |
S&P500種 | 5,431.60 | -2.14(-0.03%) |
ナスダック | 17,688.882 | +21.322(0.12%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.925 | -0.005 |
米10年国債(%) | 4.225 | -0.018 |