【市場の総括】
2024年6月18日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比379円67銭(1.00%)高の3万8482円11銭で取引を終えました。前日の米国市場が3指数揃っての上昇になったことで日本市場にも買い優勢の流れがみられました。
上げ幅は400円を超える場面もありましたが、上値ではレジスタンスが存在して上値の重い展開となりました。前日の下げが過剰反応との見方がある中、欧州の株も下げ止まり、自律反発の買いが入ったことも下値を支える要因となりました。
||米国市場は5営業日ぶりに反発
前日の米株式市場は5営業日ぶりに反発し、前週末比188ドル94セント(0.48%)高の3万8778ドル10セント、ナスダックは6日続伸して前週末比168.138ポイント(0.95%)高の1万7857.020、S&P500種は反発して、前週末比41.63ポイント(0.76%)高の5473.23で取引を終えました。
3指数揃っての上昇でした。ダウは5営業日ぶりの反発となりましたが、ハイテク系が引き続き強かったナスダックは6日続伸を記録しました。ナスダックは史上最高値の更新を連日続けており、S&P500も2営業日ぶりに達成しました。
【 今後の投資戦略】
見事に切り替えしましたが、昨日の下げ幅を埋めるには程遠い379円高でした。そもそも1日で切り替えして埋めてしまうほどのものなら、これぐらいの下げ幅は記録しなかったでしょう。半分を戻したと言う事は、ヨーロッパの政局不安がまだ意識されていることを意味します。
せっかくの¥反発モードに木材になる起爆剤となる材料を探したいところですが、明日はむしろ動きにくい展開となるでしょう。本日の夜はアメリカの5月小売売上高、設備稼働率など主要なインフレ関連の指標が発表されます。関心が高い指標である以上、荒れた動きになりやすいですが、逆に米国市場が落ち着いた動きで終わる場合は、日本市場の回復基調にもポジティブな影響が見られるでしょう。 週間展望の動画でも伝えましたが、このような場合は思いっきり割り安だと思われるところまで下げてきた銘柄を物色するのも良いことでしょう。例えばAI関連で随分と下げてきたAPPIER(4180)はテクニカル的に面白くなりそうです。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,482.11 | +379.67(1.00%) |
TOPIX | 2,715.76 | +15.75(0.58%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 157.96 - 157.98 | +0.41(0.26%) |
ユーロ・円 | 169.54 - 169.56 | +0.96(0.56%) |
ユーロ・ドル | 1.0732 - 1.0733 | +0.0032(0.29%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 38,778.10 | +188.94(0.48%) |
S&P500種 | 5,473.23 | +41.63(0.76%) |
ナスダック | 17,857.020 | +168.138(0.95%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.940 | +0.015 |
米10年国債(%) | 4.281 | +0.056 |