【市場の総括】
2024年6月25日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比368円50銭(0.95%)高の3万9173円15銭で取引を終えました。
前日の米国株でダウ指数が上昇したことを好感して4月以来の39,000円のせで終わりました。上げ幅は400円を超える場面がありましたが、市場の警戒感はまだ強く上昇幅は縮小されて終わりました。
||米国市場はダウ続伸、ナスダックが続落
前日の米株式市場は5日続伸して前週末比260ドル88セント(0.66%)高の3万9411ドル21セント、ナスダックは3日続落して前週末比192.544ポイント(1.08%)安の1万7496.817、S&P500種も続落して16.75ポイント(0.30%)安の5,447.87で取引を終えました。
ハイテク銘柄と出遅れていた銘柄の入れ替えが鮮明になった日です。ダウ指数が続伸しましたが、利益確定が続いたナスダックは続落、まちまちな動きが続きました。
【 今後の投資戦略】
久しぶりに力のある上昇となりました。東証プライムの売買代金が3兆9594億円で、4兆近くまでのびて、売買高も15億4831万株の堅調ぶり。値上がり銘柄数は1411、値下がりが204で指数通りの買い優勢で、TOPIXも47.18ポイント(1.72%)高の2787.37まで続伸して終わり。日経の上昇率は上回りました。
このような状況を「力強い上昇」と呼びます。 ただし、まだ警戒は必要でテクニック的に見ると前回作られていた三角持ち合いの中に戻ってきて、上の抵抗線を抜けようとしているところです。 6月11日にも同じ形を形成しましたがそこから反落、しばらく調整した動きがあった経緯もあるので、むやみに買いを急ぐ必要はないでしょう。
エヌビディアの続落を受けて半導体も方向感のない動きで、東京エレク、レーザーテックが幅のある下げになった一方、安値を切り上げて下げ基調が終わろうとする信越化学工業のような銘柄もあります。アドバンテストの回復基調も鮮明になってきたので、注目してみるのがよいでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,173.15 | +368.50(0.95%) |
TOPIX | 2,787.37 | +47.18(1.72%) |
為替(日本時間 17:30) | ||
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ドル・円 | 159.48 - 159.50 | -0.20(-0.12%) |
ユーロ・円 | 171.14 - 171.15 | +0.08(0.04%) |
ユーロ・ドル | 1.0729 - 1.0731 | +0.0017(0.15%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 39,411.21 | +260.88(0.66%) |
S&P500種 | 5,447.87 | -16.75(-0.30%) |
ナスダック | 17,496.817 | -192.544(-1.08%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.995 | +0.010 |
米10年国債(%) | 4.234 | -0.023 |