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2024年6月27日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年6月27日の東京株式市場は4営業日ぶりに反落しました。終値は前日比325円53銭(0.82%)安の3万9341円54銭で取引を終えました。

前日まで強く上昇してきた反動から利益確定が優先されました。終値では下げたものの暴落の様子はなく、下値は限定的な範囲でとどまりました。

||米国市場はダウが小幅反発

前日の米株式市場は小幅に反発して、前日比15ドル64セント(0.03%)高の3万9127ドル80セント、ナスダックは続伸して前日比87.502ポイント(0.49%)高の1万7805.156、S&P500種も続伸して8.60ポイント(0.15%)安の5,477.90で取引を終えました。

アマゾン・ドット・コムが躍進、最高値を更新、その他アップルも上昇して指数を押し上げました。FRB高官が利下げに慎重になる趣旨の発言をしたことを材料に200ドル以上を下げる場面もありましたが、ハイテク関連銘柄の活躍でマイナスを抜け出し終わりました。

【 今後の投資戦略】

木曜日からは利益確定が出やすいというのは前日にすでに解説したことなので、それをちゃんと読んで心構えていた人にはショッキングな下げではないでしょう。

さらに金曜日は米国のPCE物価指数の発表も控えているので様子見を決め込む動きが明日まで予想されます。この時点で気にしたいことは為替に連動する動きです。CFTCが発表する円の投機的ネットポジションは3月から減ったものの依然ショートポジション(売り)が2008年以来のレベルまで積み上がっている状態です。

介入が入ってくるとといつでも利益確定で大幅な円高に繋がる可能性があるので、輸出関連、原材料を輸入に頼っている業種などは急変動に気をつけてください。

米国商品先物取引委員会:円の投機的ネットポジションはショートの状態が歴史的なレベルであり続ける

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,341.54 -325.53(-0.82%)
TOPIX 2,793.70 -9.25(-0.33%)
為替(日本時間 16:30)
ドル・円 160.46 - 160.47 +0.57(0.35%)
ユーロ・円 171.59 - 171.61 +0.61(0.35%)
ユーロ・ドル 1.0692 - 1.0694 -0.0001(0.00%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 39,127.80 +15.64(0.03%)
S&P500種 5,477.90 +8.60(0.15%)
ナスダック 17,805.156 +87.502(0.49%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.070 +0.050
米10年国債(%) 4.330 +0.081
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