【市場の総括】
2024年6月20日の東京株式市場は小幅に3日続伸しました。終値は前日比62円26銭(0.16%)高の3万8633円02銭で取引を終えました。特別な材料がない中で、積極的にトレードする意欲は乏しく、売買代金は3兆1756億円で今年最低の出来高を記録しました。
方向感なしの展開は指数別の動きにも現れTOPIXは3日ぶりに反落、終値は3.10ポイント(0.11%)安の2725.54で終わりました。指数は上昇しましたが、騰落数では下げが優勢で東証プライムの値上がり銘柄数は746、値下がりは840、横ばいは60でした。
||米国市場は休場
前日の米株式市場は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場でした。
【 今後の投資戦略】
朝方は下げが大きく38,000円を割り込む場面がありました。37,950円まで進んだ後は急激に切り返し様子見ムードが強くなっていることを印象つけました。 テクニカル的にも曖昧な形で三角持ち合いをした離れして、下げが強くなるような流れに入りましたが、陽線で終わることで、再び持ち合いの中に戻ろうとしています。
これを押し目買いの意欲がまだ強いと見ていいのか、ただの変動性の高まりなのかを判断するのは難しいです。欧州の政局不安がまだ終わってない現実を考えると、欧州発のニュースで上下する動きは当分続く可能性があります。
先週の解説でも説明した通り、6月後半からフランスを始め欧州では選挙が続きます。政局の不安が和らぐような動きになれば、日本市場も落ち着きを取り戻すと思われますが、反対の場合は波乱の夏相場になるでしょう。
そういう意味でも欧州関連で分類される銘柄はまだまだ警戒する必要があります。 例えばマツダは月曜日の大きな下落の後、3日にわたって力強く戻していますが、もう一度抵抗に会うと下落の勢いが増す可能性があるので、むやみに飛び込む事は遠慮するのが良いでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,633.02 | +62.26(0.16%) |
TOPIX | 2,725.54 | -3.10(-0.11%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 158.13 - 158.14 | +0.39(0.24%) |
ユーロ・円 | 169.72 - 169.73 | +0.36(0.21%) |
ユーロ・ドル | 1.0731 - 1.0733 | -0.0005(-0.04%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | ー | ー |
S&P500種 | ー | ー |
ナスダック | ー | ー |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.950 | +0.020 |
米10年国債(%) | ー | ー |