【市場の総括】
2024年6月25日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比493円92銭(1.26%)高の3万9667円07銭で取引を終えました。終値で39,000超えを定着させる上昇で、4月9日以来2カ月半ぶりの高値を記録しました。
前日の米国市場で下げがきつかったエヌビディアなど半導体関連の銘柄が物色された動きを引き継ぎ、日本市場でも半導体関連が買われました。
||米国市場は反落と反発、ナスダックの反発が目立つ
前日の米株式市場は6営業日ぶりに反落して前日比299ドル05セント(0.75%)安の3万9112ドル16セント、ナスダックは4営業日ぶりに反発して前日比220.837ポイント(1.26%)高の1万7717.654、S&P500種も反発して21.43ポイント(0.39%)高の5,469.30で取引を終えました。
同日に発表された6月の米消費者信頼感指数が前月より低下したことが景気の先行きに対する不安につながり、ダウ指数では景気敏感株に売りが膨らみました。
【 今後の投資戦略】
そろそろ上昇への復帰となるか?本日の動きはその流れを予感させる上昇となりました。気になるところは投資主体別売買動向。5月4週目から売越しに転じた外国人の売買動向は、今週までの4週間連続で売越し。最新週ではその金額がさらに深まりました。
その中での大幅な上昇、日本国内勢では法人の買い越しが目立ちます。ここから4万円に近づく、そして終値では超えてきたら持たざるリスクが意識され外国人の買いが戻ってきます。そうなると再び4万1000円台に向けての躍進が期待されますが、果たして無事に4万円突破となるでしょうか。
注意する材料は木曜日から金曜日にかけては週末であり、6月末。利益を積み上げてきた法人の利益確定売りが出やすいので一回4万円手前での下落を予想します。せっかく積み上げてきた利益のポジションは逆指値でも売りの設定を忘れないようにしてください。
抵抗の動きが終わった後、反発する時はグロース系の銘柄に注目してください。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,667.07 | +493.92(1.26%) |
TOPIX | 2,802.95 | +15.58(0.56%) |
為替(日本時間 16:30) | ||
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ドル・円 | 159.90 - 159.92 | +0.42(0.26%) |
ユーロ・円 | 170.91 - 170.92 | -0.15(-0.08%) |
ユーロ・ドル | 1.0687 - 1.0691 | -0.0039(-0.36%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 39,112.16 | -299.05(-0.75%) |
S&P500種 | 5,469.30 | +21.43(0.39%) |
ナスダック | 17,717.654 | +220.837(1.26%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.020 | +0.025 |
米10年国債(%) | 4.249 | +0.015 |