【市場の総括】
2024年7月4日の東京株式市場は5日続伸し市場最高値を更新。終値は前日比332円89銭(0.8%)高の4万0913円65銭で取引を終えました。
史上最高値を3ヶ月ぶりに更新しました。なお、TOPIXも5日続伸して26.29ポイント(0.92%)高の2898.47で終わり、34年7カ月ぶりに史上最高値を更新しました。
||米国市場は小反落
前日の米株式市場は3営業日ぶりに小反落して前日比23ドル85セント(0.06%)安の3万9308ドル00セント、ナスダックは3日続伸し、前日比159.539ポイント(0.88%)高の1万8188.302、S&P500種も3日続伸し、前日比28.01(0.50%)高の5537.02と連日で最高値を更新し取引を終えました。
ナスダック、S&P500指数は3営業日続伸して連日で最高値を更新しました。ハイテク株が買われる流れが続きましたが、独立記念日を前にして積極的な取引にはつながりにくく、ダウ指数は下げておわりました。
【 今後の投資戦略】
4万円の抵抗を前にして低迷していた日経があっさりと史上最高値を更新しました。3ヶ月ぶりの高値更新は昨日指摘した通り、外国人の買いが戻っていることが一つの要因です。また、直近の2ヶ月は変動範囲がだんだん狭くなる持ち合いを形成していた動きから抜け出して、投資家の心理的なモメンタムが変わったのも大きな要因でもあります。
高値は40,971円と41,000円を視野に入れるところまで進みましたが、上昇幅が縮小。縮小したものの、40,900円台に残ったまま終わったのはまだ投資家心理が強気であることを示すものです。
明日は週末で、午前中は利益確定の売りが出やすく終わりにかけては雇用統計の結果を見極めたい売りがでることで一回調整に入るのが普通の流れです。
それでも上昇で終わる場合は、来週の前半で買われ過ぎを解消してから41,000円台を固める動きに入る可能性が高くなります。金融関連のバリュー株が継続して強さを見せているので、一回調整に入ってからも継続して注目。上値を追って行く時は循環物色がみられるのでより幅広い銘柄に買いが波及していきます。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 40,913.65 | +332.89(0.82%) |
TOPIX | 26,591.43 | +258.60(0.98%) |
為替(日本時間 15:00) | ||
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ドル・円 | 161.53 - 161.54 | -0.22(-0.13%) |
ユーロ・円 | 174.24 - 174.26 | +0.20(0.11%) |
ユーロ・ドル | 1.0786 - 1.0787 | +0.0027(0.25%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 39,308.00 | -23.85(-0.06%) |
S&P500種 | 5,537.02 | +28.01(0.50%) |
ナスダック | 18,188.302 | +159.539(0.88%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.085 | -0.010 |
米10年国債(%) | 4.360 | -0.072 |