【市場の総括】
2024年8月15日の東京株式市場は4営業日続伸しました。終値は前日比284円21銭(0.78%)高の3万6726円64銭で取引を終えました。 米国市場の顕著な流れを受けて上昇しましたが、節目となる37,000円を目前にすると上げ幅を縮小しました。
外国人の会だと見られる先物への買いが入って、上げ幅は400円を超える場面もありました。直近の急落で大きく押されていた銘柄を中心に資金がシフトしています。
||米国市場は続伸
前日の米株式市場は続伸して前営業日比242ドル75セント(0.61%)高の4万0008ドル39セント、ナスダックは5営業日続伸して4.993ポイント(0.02%)高の1万7192.601、S&P500種も続伸して20.78(0.38%)高の5455.21で取引を終えました。
米国市場はCPIの結果を好感して3指数揃って続伸しました。注目を集めていた7月のCPIは市場予想を下回り3年半ぶりの低さを記録しました。インフレが 原則しているという見方が強まり、利下げへの期待が進みました。割高さが相対的に解消されたハイテク企業や景気敏感業種に買いが入り、目立つ上昇となりました。
【 今後の投資戦略】
4営業日続伸は失望していた投資家には嬉しいことです。ただし、それも市場に生き残っているからこそのことです。NISAやめました、売るべきでしょうか?などの投稿や質問を多く見かけますが、多くの投資家はこのような局面で退場を余儀無くされてしまいます。
4営業日あげてきた上に明日は週末なので、ここまで順調に積み上げてきた利益を確定しにくるタイミングが明日になります。中・長期的な保持戦略ではない場合、しっかり利益を取ってから来週から再び上昇する時にまた載せていくことも可能でしょう。何もしない場合は、朝方の急激な動きが確認されても驚かずに落ち着いて対処しましょう。
株価の上昇局面で載せたい場合は、そこを売って大きく上昇を始めたAPPIER Group(4180)や、大きく下げる場面でもしっかり下値を守ったSGホールディングス(9143)などの銘柄に注目してみましょう。具体的な投資戦略については週末の戦略動画でコミュニティ生むけに説明します。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 36,726.64 | +284.21(0.78%) |
TOPIX | 2,600.75 | +18.85(0.73%) |
為替(日本時間 15:00) | ||
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ドル・円 | 147.32 - 147.33 | -0.08(-0.05%) |
ユーロ・円 | 162.13 - 162.18 | -0.09(-0.05%) |
ユーロ・ドル | 1.1004 - 1.1006 | -0.0001(0.00%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 40,008.39 | +242.75(0.61%) |
S&P500種 | 5,455.21 | +20.78(0.38%) |
ナスダック | 17,192.601 | +4.993(0.02%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.830 | +0.025 |
米10年国債(%) | 3.839 | --0.005 |