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2024年9月13日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年9月13日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比251円51銭(0.68%)安の3万6581円76銭で取引を終えました。前日は勢いよくのびましたが、円高を背景に輸出関連業種に売りが広がりました。

ドル・円レートは140円割れを目指すような動きで140円台の前半まで円高が進みました。下げ幅を400円近くまで広げる場面がありましたが、押し目買いの意欲はまだ強く、下げ幅を縮小させながら今週の取引を終えました。

||米国市場は続伸、ハイテクの復活が目立つ

前日の米株式市場は続伸して前日比235ドル06セント(0.57%)高の4万1096ドル77、ナスダックは4日続伸して前日比174.145ポイント(1.00%)高の1万7569.676、S&P500種も続伸して41.63ポイント(0.74%)高の5,595.76で取引を終えました。

直近、売りが目立っていたハイテク関連に買いが連日で入り、上昇基調が続きました。来週予定されているFRBでは利下げが見込まれ、期待による買いも入ってナスダックの上昇率は1%まで進みました。

米国市場の回復が目立つが、SOX指数がレジスタンスラインに近づくのは警戒材料

【 今後の投資戦略】

今週もお疲れ様でした。大変でしたね、という言葉を毎週かけているようですが、やはり市場は簡単には落ち着かない、また簡単に勝たせてくれることもありません。今週をまとめて眺めると、ボラティリティそのままという動きでした。

円高への警戒が最も大きい要因で、乱高下が続きました。週明けからも下落が続き、8日続落、900円の下げ幅や1213円高も挟みながら、週間では上昇して終わりました。振り返ってみると大変だった!というのがわかりますね?残念ながら来週も基本的には乱高下が続くとみられます。最も注目されるのはFOMCと日銀イベント。米国のFOMCが17-18日、日銀会合が19-20日の予定で、この日程では為替が激しく動く可能性が高いので、輸出関連銘柄を割安さだけに着目して買うことは控えた方が良いでしょう。

詳しい市場の展望と銘柄の戦略は週間金融市場展望でお伝えします。楽しみにしてください。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 36,581.76 -251.51(-0.68%)
TOPIX 2,571.14 -21.36(-0.82%)
為替(日本時間 15:00)
ドル・円 140.95 - 140.97 -1.79(-1.25%)
ユーロ・円 156.18 - 156.19 -0.94(-0.59%)
ユーロ・ドル 1.1078 - 1.1080 +0.0071(0.64%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 41,096.77 +235.06(0.57%)
S&P500種 5,595.76 +41.63(0.74%)
ナスダック 17,569.676 +174.145(1.00%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 0.840 -0.020
米10年国債(%) 3.675 +0.022
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