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週間金融市場展望 2024年10月7日-11日

米国の雇用統計が市場予想を大きく上回り、ダウ指数は市場最高値を再び更新しました。日経も夜間取引の先物取引では1,000円の上昇で4万円を視野に入れてきました。この上昇はどこまで続くのか、そして警戒材料はないか?3つのポイントでわかりやすく説明します。

今週の市場を展望する3つのポイント

🔳 円高から円安、流れは完全に変わったのか

雇用統計が14万人増加の市場予想に対して25万人という大きな数字で回答した結果、2分足らず2円の円安が進行しました。円安進行により日経も週明けは高い寄り付きが予想される中、その継続性が問われます。149円をタッチした現在の位置から150円台は再びあるのか?注目が集まります

🔳 小売業の決算開始に注目

10日、ファーストリテイリング、セブン&アイHDの決算発表を皮切りに主要な小売業の決算発表がスタートします。国内の消費動向のみならず、インバウンドの押し上げ効果も確認できるシーズンの到来。動意づく銘柄も増えてくるので注目度は高いでしょう。

🔳 米国市場の消費関連指標に注目

10日のCPI、11日のPPIなど、物価水準の確認及び展望に決定的な影響を与える指標の発表が予定されています。雇用統計の結果とともに市場を押し上げる結果となるか、景気の過熱が再燃する懸念は広がらないか、市場は荒波で答えるのが予想されるので要注意です

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