【市場の総括】
2024年10月16日の東京株式市場は5日ぶりに反落しました。終値は前日比730円25銭安の3万9180円30銭で取引を終えました。前日の米国市場で半導体関連銘柄の急落が大きく影響しました。
東京エレクトロン、レーザーテックなど値嵩株で半導体関連の銘柄を中心に売りが深まり、下げ幅を850超えに広げる場面がありました。前日までの上昇で利益確定のタイミングに来ていたこともあり、39,000円割れが目の前に迫りましたが、押し目を拾う買いで下げ幅を縮小して終わりました。
||米国市場は反落、ハイテクの下げが目立つ
前日の米株式市場は3営業日ぶりに反落して前日比324ドル80セント(0.75%)安の4万2740ドル42セント、ナスダックは3営業日ぶりに反落して前日比187.098ポイント(1.01%)安の1万8315.587、S&P500種も反落して44.59ポイント(0.76%)安の5,815.26で取引を終えました。
予想より早く発表されるミスを起こしたASMLの影響が市場を押し下げました。ASMLの業績は2024年7〜9月期の受注額が4〜6月期から大幅に減少するとし、2025年12月期の売上高見通しも下方修正して16%安まで売られました。このことを受けて半導体関連が大きく下げ、SOX指数も大きく下落しました。
【 今後の投資戦略】
前日の大幅な上昇は半導体関連で東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンググループなどの3銘柄のみでも上げ幅のほとんどを占めていました。それが一転したのが本日。東京エレクトロンは-9.9%、レーザーテックは-13.52%、ソフトバンクグループは-3.97%など、昨日の上昇分をすべて返上、それ以上の下げ幅を記録しました。
半導体関連の調整にすぎないとの見方もありますが、市場が異様なほどの盛り上がりを見せているのは市場に携わる人なら薄々気づいていることでしょう。4万円を突破するほどの材料がない、米国の株高だけでは説明ができない。こんな違和感を感じることではないでしょうか。市場の楽観モードは前日の15日の空売り比率が7月9日(36.4%)以来の低さとなる37.79%まで低くなったことでも伺うことができます。半導体関連の調整ではなく、大きな下落の入り口になる可能性もあり得ます。そのトリーガーになるのが今週からスタートする業績発表だとすると、新たな買いポジションは慎重に立てるのが良いでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,180.30 | -730.25(-1.83%) |
TOPIX | 2,695.58 | -27.99(-1.03%) |
為替(日本時間 18:00) | ||
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ドル・円 | 149.32 - 149.33 | +0.09(0.06%) |
ユーロ・円 | 162.47 - 162.48 | -0.17(-0.10%) |
ユーロ・ドル | 1.0879 - 1.0881 | -0.0019(-0.17%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 42,740.42 | -324.80(-0.75%) |
S&P500種 | 5,815.26 | -44.59(-0.76%) |
ナスダック | 18,315.587 | -187.098(-1.01%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.945 | -0.010 |
米10年国債(%) | 4.040 | -0.061 |