【市場の総括】
2024年12月24日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比124円49銭安の3万9036円85銭で取引を終えました。前日の上昇で利益確定の売りが出ましたが、下げ幅は限定的で小幅な下落で終わりました。
前日の米国市場でハイテク関連が上昇したことを受け、日本にもハイテク関連への買いが進み、小幅に上昇する場面があるなど半導体・ハイテク関連が市場を支えました。
||米国市場はハイテクが強い
前日の米株式市場は3日続伸し、前週末比66ドル69セント(0.15%)高の4万2906ドル95セント、ナスダックは続伸して、前週末比192.288ポイント(0.98%)高の1万9764.885、S&P500種も続伸して、43.22ポイント(0.72%)高の5,974.07で取引を終えました。
前日までの材料が引き続き好感されました。米国議会は3月半ばまでつなぎ予算を可決、政府閉鎖が回避されたことが投資家心理を改善させました。ハイテク関連への買いが強く、ナスダックの上昇幅が最も大きく目立ちました。
【 今後の投資戦略】
海外の投資家がどんどん休みに入り、取引は盛り上がりに欠ける展開、これはすでに予想されていたことです。東証プライムの売買代金は概算で3兆943億円と、4兆円を切り、2023年12月29日以来、1年ぶりの少なさを記録しました。おそらく来年も同じ時期に記録をつくるのではないでしょうか。海外投資化の売買動向を見ても、12月1週目は一時的に買い越しに転じましたが、直近の週は再び売越し、9月4週目以来の売越し額にまで膨らんでいます。
そんな環境の中で、しかも年末の持ち高調整中に、この下げ幅ならよく守った方だと考えてよいでしょう。ハイテク・半導体関連への関心が再び戻ることに加えて、日産・ホンダ連合の上昇が市場を支えて側面が大きいでしょう。前回のホンダ下落の際は「ホンダは買った方がよい」とアドバイスしましたが、早速それが現実化して本日は17%上昇まで伸びました。今後も継続して注目しておくのがよいでしょう。
注目して買っておいた方にはよいクリスマスプレゼントになったのではないでしょうか。
🎄 Merry Christmas 🎄
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,036.85 | -124.49(-0.32%) |
TOPIX | 2,727.26 | +0.52(+0.02%) |
為替(日本時間 15:30) | ||
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ドル・円 | 156.99 - 157.00 | +0.20(0.12%) |
ユーロ・円 | 163.12 - 163.13 | -0.14(-0.08%) |
ユーロ・ドル | 1.0394 - 1.0395 | -0.0018(-0.17%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 42,906.95 | +66.69(0.15%) |
S&P500種 | 5,974.07 | +43.22(0.72%) |
ナスダック | 19,764.885 | +192.288(0.98%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.065 | +0.005 |
米10年国債(%) | 4.589 | +0.063 |