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2025年1月8日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年1月8日の東京株式市場は続落しました。終値は前日比375円97銭(0.94%)安の3万9605円09銭で取引を終えました。本日も米国市場に振り回される展開でした。

ダウ指数は上昇しましたが、ハイテク特に半導体関連が押されて日本市場にも影響しました。バイデン政権が中国に対する輸出規制を強めることも市場を引き締めました。9日に米国市場が休場に入ることも持ち高を調整する売りに繋がりました。

||米国市場はまちまちな動きが続く

前日の米株式市場は3営業日ぶりに反発し、前日比106ドル84セント(0.25%)高の4万2635ドル20セント、ナスダックは小幅に続落、前日比10.802ポイント(0.05%)安の1万9478.878、S&P500種は小幅に反発し、9.22(0.15%) 高の5,918.25 で取引を終えました。

前日は4.73%まで進んだ10年物国債の利回り(長期金利)が一服したことが好感され、ダウは上昇しました。ただし、利下げの回数と可能性についてはまだ見方が交錯しているのでハイテク関連は上値を抑えられました。

長期金利は一服しているように見えるが、まだ高値圏なので警戒が必要

【 今後の投資戦略】

半導体株がやっと一服感を出してきました。と言いながら値動きをみると、375円の下げ幅から考えるとそこまで押されてもないということでまだ強さは保たれている流れです。東京エレクトロン、アドバンテストなど、主要銘柄は下げ幅が限定的であり、ディスコはむしろ上昇、信越科学工業は下げ止まる形となりました。

乱高下が続く中で注目が集まるのはヘルスケア関連銘柄です。上昇率トップ3の中には、2つともヘルスケアとして分類される企業が並んでいます。CHORDIA THERAPEUTICS INC(190A)は底値を抜け出す動きになりテクニカル的にも面白い位置にあるので、注目してよいでしょう。上昇率2位のレナサイエンスもストップ高となり明日からの動きをチェックする楽しさもあります。

高値の抵抗も突破したところが面白い

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,605.09 -375.97(-0.94%)
TOPIX 2,735.92 -34.08(-1.23%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 158.13 - 158.15 +0.02(0.01%)
ユーロ・円 162.90 - 162.92 -0.47(-0.28%)
ユーロ・ドル 1.0299 - 1.0301 -0.0033(-0.31%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 42,635.20 +106.84(0.25%)
S&P500種 5,918.25 +9.22(0.15%)
ナスダック 19,478.878 -10.802(-0.05%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.170 -0.005
米10年国債(%) 4.694 +0.012
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