【市場の総括】
2025年2月5日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比33円11銭(0.09%)高の3万8831円48銭で取引を終えました。
決算シーズンが本格化した中で材料が出た銘柄には買いが集まりました。もっとも為替市場で進んだ円高基調が市場を抑え、終値は上昇して終わりましたが、円高の影響で上値が抑えられ下げる場面もありました。
||米国市場は反発して上昇
前日の米株式市場は3営業日ぶりに反発し、前日比134ドル13セント(0.30%)高の4万4556ドル04セント、ナスダックは3営業日ぶりに反発し、前日比262.060ポイント(1.35%)高の1万9654.015、S&P500種も反発し、前日比43.31ポイント(0.72%)高の6,037.88で取引を終えました。
好業績のハイテク株が買われて上昇をリードしましたが、中国に追加関税を課したことが重荷となり上値を抑えました。市場予想を超える業績を発表したパランティア・テクノロジーが24%近い上昇で、他のハイテク企業にも連れ高の影響を与えました。
【 今後の投資戦略】
日本市場に見られる変化、少し寂しい感じのニュースが連続して流れてきましたが、それに対して感じたことです。世界で注目されるモデルを次々と世の中に送り出していた日産は、以前の経営トップは国外逃亡をするわ、経営統合を撤回するわと、話題が絶えない境遇に陥っています。そのニュースでホンダは暴騰、日産は後場に急落。その後、売買停止となりました。なんとも寂しいニュースですが、市場の評価は冷静であり、自分の資金をかけての投資である以上、それは当然のことでしょう。
韓国にいる時、憧れの家電であったパナソニックはグループの経営改革として事業会社のパナソニックを2025年度中に解散し、複数の会社に分割するという。経営改革とはいっているが、「解体」という言葉に重きが押されるなんとも寂しいニュース。パナソニックのテレビ事業を売却しても、受ける企業はまずないことを考えると、真の構造改革につながるかは未知すでしょう。
時代が変わる、これらの出来事を乗り越えた先に見える日本の市場、日本の社会はどうなっているだろう?楽しみであると共に不安も感じる今日です。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,831.48 | +33.11(0.09%) |
TOPIX | 2,745.41 | +7.39(0.27%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 153.18 - 153.19 | -2.14(-1.37%) |
ユーロ・円 | 159.07 - 159.08 | -1.09(-0.68%) |
ユーロ・ドル | 1.0384 - 1.0386 | +0.0073(0.70%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 44,556.04 | +134.13(0.30%) |
S&P500種 | 6,037.88 | +43.31(0.72%) |
ナスダック | 19,654.015 | +262.060(1.35%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.285 | +0.010 |
米10年国債(%) | 72.65 | -0.05(-0.06%) |