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2025年2月18日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年2月15日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比96円15銭(0.25%)高の3万9270円40銭で取引を終えました。米国市場が休みで材料になりませんでしたが、欧州市場の上昇が影響しました。

終値では上昇しましたが、テクニカル的には上ヒゲの長い短陽線を形成して、上昇してから下押しの圧力がかかった姿が確認できます。長期金利が1.43%まで上昇、2010年以来だった従来の記録を塗り替え、2009年11月以来の高水準を記録しました。金利上昇で恩恵を受ける銀行株の上昇が市場を牽引しました。

上昇しても持ち合いの中、これからの方向は?

||米国市場は休場

前日の米株式市場は大統領の日で休場でした。

長期金利の上昇が著しい、これが銀行株の急落可能性を増幅させる

【 今後の投資戦略】

  • 利益確定のセットと、銀行株に注意

日々チェックする指標の中で気になった数字は騰落レシオでした。日経225ののチャートは過熱感が全くありませんが、騰落レシオは過熱を示す120に近づいていきます2024年12月2日以来の水準を記録しています。騰落レシオは、過去25営業日間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率を基に計算されますが、日経225の構成銘柄の多くが小幅ながら上昇しているか、大きく下落する銘柄が少ない場合は、相対的に騰落レシオが高くなります。

直近の動きを考えると後者にあたるのではないかと思います。原因はどちらでも、騰落レシオが110を超えるところまで進むと、数日以内のずれを持って、日経が一回調整に入る動きがみられます。ここまでの上昇幅は大きくありませんが、利益が発生する銘柄を保持している場合は、確定する注文をしっかりセットしておくのが良いでしょう。その他、週末の展望で長期金利が上昇するとの予告は出していますが、そのスピードが行き過ぎの領域に入ってきたので、利益を積み上げてきた銀行株は急速な調整入りも考えられます。

騰落レシオ:https://nikkei225jp.com/data/touraku.php

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,270.40 +96.15(0.25%)
TOPIX 2,775.51 +8.61(0.31%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 151.97 - 151.98 +0.10(0.06%)
ユーロ・円 158.92 - 158.94 -0.28(-0.17%)
ユーロ・ドル 1.0456 - 1.0458 -0.0026(-0.24%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
S&P500種
ナスダック
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.425 +0.040
米10年国債(%)
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