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2025年5月12日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年5月12日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前週末比140円93銭(0.38%)高の3万7644円26銭で取引を終えました。米中の関税交渉で進展があったことを背景に上昇しましたが、上げ幅は限られました。

週末のアメリカ市場は下げましたが、関税政策関連で好材料が出た結果、上昇しました。イギリスとの合意に続き、中国との協議でも進展が見られた結果、機械、半導体関連などが買われました。

||米国市場は反落

前日の米株式市場は3日ぶりに反落し、前日比119ドル07セント(0.28%)安の4万1249ドル38セント、ナスダックは3日続伸し、前日比0.777ポイント高の1万7928.916、S&P500種は反落し、前日比4.03ポイント(0.07%)安の5,659.91で取引を終えました。

大きく下げる要因は見当たりませんでした。前日まで3 指数揃って強く上昇してきたのを背景に利益確定の売りが進みました。イギリス及び中国との関税に関する協議に期待がかかり、利益確定の売り程度で下げ幅は限られました。

【 今後の投資戦略】

TOPIXの快進撃が止まりません。日経も強く推移していますが、TOPIXは12日連勝して、2017年10月の12日続伸の記録に並みました。実に8年ぶりの記録ですので、そろそろ過熱感が意識されてもいい価格帯ではあります。

TOPIXの終値は8.59ポイント(0.31%)高の2742.08、3月28日以来の高値を記録、4月の下げ幅を返上した流れになりました。一目均衡表、移動平均乖離、など過熱感を解消するサインを出した指標もちらほら見えるので、急速な調整入りには注意が必要です。

トランプ氏の発言で業種全体で7.4%も下げた製薬はこれをきっかけにチャンスが巡ってくる銘柄もあるので、チェックしてみてください。詳細は本日の解説動画で見つけることができます。

TOPIXの勢いが止まらないが、そろそろ過熱感が意識される

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 37,644.26 +140.93(0.38%)
TOPIX 2,742.08 +8.59(0.31%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 146.06 - 146.07 +0.91(0.62%)
ユーロ・円 163.88 - 163.90 +0.57(0.34%)
ユーロ・ドル 1.1219 - 1.1220 -0.0032(-0.28%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 41,249.38 -119.07(-0.28%)
S&P500種 5,659.91 -4.03(-0.07%)
ナスダック 17,928.916 +0.777(0.00%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.380 +0.030
米10年国債(%) 4.383 +0.006
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