【市場の総括】
2025年5月16日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比1円79銭(0.00%)安の3万7753円72銭で取引を終えました。ナスダック下落の影響で朝方は半導体関連が下げていましたが、午後から押し目買いが入って前日の終値付近で終わりました。
今週入って勢いよく円高がすすみ、自動車関連など輸出関連銘柄が下げましたが、貿易摩擦の懸念が後退し、先高観がまだ根強く残っている心理を背景に下げ幅は限定的でした。
||米国市場は上昇と反落でまちまち
前日の米株式市場は3営業日ぶりに反発し、前日比271ドル69セント(0.64%)高の4万2322ドル75セント、ナスダックは7営業日ぶりに反落し、前日比34.491ポイント(0.18%)安の1万9112.319、S&P500種も4日続伸し、前日比24.35ポイント(0.41%)高の5916.93で取引を終えました。
急速に上昇していた長期金利の勢いが一服、下げに転じたことが好感されました。ディケア事業での不正行為にちて調査を受けていると報じられたユナイテッドヘルスが11%近く下げたことでダウがマイナスに沈む場面もありました。
【 今後の投資戦略】
1週間が終わりました。長いようで短いようで、今週は面白い動きでした。月曜日から火曜日にわたっての前半は力強く上昇、その後の後半は軟調な動きでした。
来週は変動性が縮小して方向感のない動きが予想されます。主要企業の決算発表結果は出揃い、材料が少ない中、長期金利とドル・円の動きに神経質に反応する相場が予想されます。13日にわたって上昇していたTOPIXがついに反落、バトンを受け取ったのはグロース250指数です。
本日も上昇して6日連続の上昇、大型株から中小型の株のほうに資金が移動しています。銘柄選定には旬のテーマに沿ったグロース株を選定するのが良いでしょう。週間展望の動画では具体的な選定方法まで説明しているので、参考にしてください。

【 市場解説動画】今週の振り返りと来週の展望2025年5月16日
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 37,753.72 | -1.79(-0.00%) |
TOPIX | 2,740.45 | +1.49(0.05%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 145.17 - 145.18 | -0.71(-0.48%) |
ユーロ・円 | 162.80 - 162.82 | -0.55(-0.33%) |
ユーロ・ドル | 1.1211 - 1.1213 | +0.0014(0.12%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 42,322.75 | +271.69(0.64%) |
S&P500種 | 5,916.93 | +24.35(0.41%) |
ナスダック | 19,112.319 | -34.491(-0.18%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.455 | -0.020 |
米10年国債(%) | 4.425 | -0.109 |