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2025年5月28日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年5月28日の東京株式市場は4営業日ぶりに反落しました。終値は前日比1円71銭(0.00%)安の3万7722円40銭で取引を終えました。米国市場の上昇を受けて買いが先行してスタートしましたが、上げ幅を縮小して終わりました。

上げ幅は400円を超える場面もありましたが、38,000円を超えると戻り待ちの売りが進み、上げ幅を縮小、1円安という面白い結果で終わりました。

||米国市場は大幅に反発

前日の米株式市場は5営業日ぶりに反発し、前週末23日に比べ740ドル58セント(1.78%)高の4万2343ドル65セント、ナスダックは反発し、前週末比461.956ポイント(2.46%)高の1万9199.163、S&P500種も反発し、前週末比118.72ポイント(2.04%)高の5,921.54で取引を終えました。

25日の材料が市場を押し上げました。トランプ米大統領がEUに対する追加関税の発動時期を延期するとのニュースは日本市場にすでに吸収済みでしたが、月曜日が休みだった米国市場はこの日に材料を消化する動きとなりました。

【 今後の投資戦略】

大幅な上昇スタートで期待を持っていましたが、上げ幅をすべてなくす動きに失望する人っも多かったでしょう。それもそのはず、トランプ氏とEUの材料は月曜、火曜の日経の上昇を引き出し、現在の位置はむしろ下に向かってのトレンド転換が意識されるところでした。利益確定をこなして再び上げていけるか?

その答えは本日の米国市場イベントで決まるでしょう。エヌビディアが決算発表を予定しているので、その結果によっては半導体株が大きく動き、日本市場にも大きな影響を与えることになります。市場を押し上げる材料の場合は、戻り待ちも突き抜けて上に行き、強い上昇が続くと予想します。

これに基づいて考えると、調整に入ってトレンド転換を待っているハイテク、半導体関連は注目しておくのが良いです。

グロース指数の快進撃が続く

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 37,722.40 -1.71(-0.00%)
TOPIX 2,769.51 +0.02(0.00%)
為替(日本時間 17:00)
ドル・円 144.08 - 144.09 +0.35(0.24%)
ユーロ・円 163.26 - 163.27 +0.26(0.15%)
ユーロ・ドル 1.1328 - 1.1330 -0.0012(-0.10%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 42,343.65 +740.58(1.78%)
S&P500種 5,921.54 +118.72(2.04%)
ナスダック 19,199.163 +461.956(2.46%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.460 ±0.000
米10年国債(%) 4.445 -0.069
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