【市場の総括】
2025年7月25日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。終値は前日比370円11銭(0.88%)安の4万1456円23銭で取引を終えました。本日の東京株式市場は、前日までの大幅な上昇を受けた利益確定の売りに押され、3営業日ぶりに反落しました。
市場は、前日までの2日間で2000円を超える急騰を見せた反動から、週末を前に利益を確定させる動きが優勢となりました。特に、今期の減収減益見通しを発表した信越化学工業などの主力株が売られたことが、指数全体を押し下げる要因となりました。
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||米国市場はまちまちな動き
前日の米株式市場は3日ぶりに反落し、前日比316ドル38セント(0.70%)安の4万4693ドル91セント、ナスダックは続伸し、前日比37.942ポイント(0.18%)高の2万1057.959、S&P500種も続伸し、前日比4.44ポイント(0.06%)高の6363.35で取引を終えました。
相場の流れを大きく左右したのは、主要ハイテク企業の決算でした。市場予想を下回る決算を発表したIBMやハネウェルが売られ、ダウ平均の重しとなりました。その一方で、アルファベット(Googleの親会社)の好決算が好感され、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸し、過去最高値を更新しました。
【 今後の投資戦略】
本日の日本市場では、これまで相場を牽引してきた主力株の一部に利益確定売りが出ました。しかし、日経平均は4万1000円台の高い水準を維持しており、市場の地合いは依然として強いと考えられます。 ・注目された動き: 大幅上昇後の利益確定売りと、グロース市場の底堅さ。 ・今後の見通し: 短期的な調整はあっても、企業改革への期待感を背景とした上昇トレンドは継続する可能性が高いです。来週からの決算発表で、好業績銘柄への物色が再燃するかどうかが鍵となります。
今後の投資戦略としては、短期的な価格変動に惑わされず、中長期的な視点を持つことが重要です。好業績でありながらも株価が割安な銘柄にとっては短期的な調整局面は、優良銘柄を仕込む好機となります。冷静に市場と向き合い、自身の投資戦略を着実に実行していきましょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 41,456.23 | -370.11(-0.88%) |
TOPIX | 2,951.86 | -25.69(-0.86%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 147.27 - 147.29 | +0.86(0.58%) |
ユーロ・円 | 173.13 - 173.14 | +0.93(0.54%) |
ユーロ・ドル | 1.1754 - 1.1756 | -0.0007(-0.05%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 44,693.91 | -316.38(-0.70%) |
S&P500種 | 6,363.35 | +4.44(0.06%) |
ナスダック | 21,057.959 | +37.942(0.18%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.600 | ±0.000 |
米10年国債(%) | 4.399 | +0.014 |