【市場の総括】
2025年8月20日の東京株式市場は続落しました。終値は前日比657円74銭(1.51%)安の4万2888円55銭で取引を終えました。2日連続で大幅安となりました。前日の米国市場でハイテク株が大きく下落した流れを引き継ぎ、半導体・AI関連を中心に利益確定売りが加速しました。
TOPIXは前日比17.72pt安(-0.57%)の3,098.91と下落。 ・グロース250指数は13.27pt安(-1.66%)の787.35で5日ぶりに反落しました。主力の半導体・AI関連株、ソフトバンクGなどで利益確定売りが先行し、朝方は800円超安まで進む場面がありました。
||米国市場はハイテクが軟調
前日の米株式市場は小幅に反発し、前日比10ドル45セント(0.02%)高の4万4922ドル27セント、ナスダックは反落し、前日比314.822ポイント(1.45%)安の2万1314.952、S&P500種は続落し、前日比37.78ポイント(0.59%)安6411.37で取引を終えました。
大型ハイテク株やAI関連の利益確定売りが優勢でした。パウエルFRB議長のジャクソンホール講演を前に様子見・ポジション整理の動きがつ進みました。 ・一方で景気敏感・ディフェンシブセクターは底堅く推移しています。
【 今後の投資戦略】
43,000円をしっかり割り込みました。ここまでの上昇がファンダメンタルを伴わず、心理的な買いによる側面が大きく、やはり利益確定が進むと心理的に逃げたくなる動きは加速します。その結果、大型ハイテク株やAI関連の利益確定売りが優勢で、それに加えてパウエルFRB議長のジャクソンホール講演を前に様子見ムードが広がり、ポジション整理の動きが加速しました。
その一方で景気敏感・ディフェンシブセクターは底堅く推移する動きが続いています。週末までこの流れが続き、利益確定が出るというのが予想されるパターンなので、金曜日に近づくと直近で注目されていた食料品、陸運業などは一部でも利益を確定しておくようにしてください。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 42,888.55 | -657.74(-1.51%) |
TOPIX | 3,098.91 | -17.72(-0.57%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 147.31 - 147.32 | -0.39(-0.26%) |
ユーロ・円 | 171.39 - 171.40 | -1.17(-0.67%) |
ユーロ・ドル | 1.1633 - 1.1635 | -0.0050(-0.42%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 44,922.27 | +10.45(0.02%) |
S&P500種 | 6,411.37 | -37.78(-0.58%) |
ナスダック | 21,314.952 | -314.822(-1.45%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.605 | +0.015 |
米10年国債(%) | 4.305 | -0.031 |