【市場の総括】
2025年9月1日の東京株式市場は続落しました。終値は前週末比529円68銭(1.24%)安の4万2188円79銭で取引を終えました。米中AI・半導体競争懸念が強まり主力の半導体関連株に売りが集中、指数先物主導で下げ幅は一時900円近くまで広がる展開でした。
後場は国内投資家の押し目買いで下げ渋るも、8月8日以来の安値に沈みました。アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連が大幅安で、電線株もAI関連テーマの調整で下落幅を拡大するなど、AI関連には逆風が強くなっています。
||米国市場は3指数揃って下落
先週末29日の米株式市場は4日ぶりに反落し、前日比92ドル02セント(0.20%)安の4万5544ドル88セント、ナスダックは4日ぶりに反落し、前日比249.606ポイント(1.14%)安の2万1455.552、S&P500種も4日ぶりに反落し、前日比41.60ポイント(0.63%)安の6460.26で取引を終えました。
週末要因に加え、週明けの月曜日は連休(Labor Day)で、連休前という要因も加わり、ポジションを片付けておく動きがひろがりました。また、ハイテク株売りも下げの主因となりましたが、ユナイテッドヘルス、コカ・コーラ等のディフェンシブ銘柄が堅調で終わりました。
【 今後の投資戦略】
9月が始まりました。今月もよろしくお願い致します。9月の初日、米中AI・半導体競争の激化懸念で、先週末の米国株が売られ、主力株売りが優勢となりました。下げ幅は900円を超える場面もあったので、42,000円割れも視野に入るところまで進みました。
一時大きく下げたが押し目買いも機能。海外需給や業績発表に警戒を。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 42,188.79 | -529.68(-1.24%) |
TOPIX | 3,063.19 | -11.99(-0.39%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 146.84 - 146.85 | -0.16(-0.10%) |
ユーロ・円 | 172.26 - 172.27 | +0.65(0.37%) |
ユーロ・ドル | 1.1730 - 1.1731 | +0.0056(0.47%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,544.88 | -92.02(-0.20%) |
S&P500種 | 6,460.26 | -41.60(-0.63%) |
ナスダック | 21,455.552 | -249.606(-1.14%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.620 | +0.020 |
米10年国債(%) | 4.229 | +0.024 |