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2025年9月3日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年9月3日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比371円60銭(0.88%)安の4万1938円89銭で取引を終えました。前日の米国市場が金利上昇を受けハイテク株主導で大幅安となった流れを受け、日経平均も反落しました。

午後には下げ幅が一時440円を超えましたが、押し目買いやディフェンシブ株への資金流入も見られました。一方、半導体、ハイテク、大型バリュー銘柄は総じて売り優勢となりました。

||米国市場は下落

前日の米株式市場は続落し、連休前の前週末に比べ249ドル07セント(0.54%)安の4万5295ドル81セント、ナスダックは続落し、前週末比175.922ポイント(0.81%)安の2万1279.630、S&P500種続落し、前週末比44.72ポイント(0.69%)安の6,415.54で取引を終えました。

金利上昇(米長期金利4.3%台)や財政不安が警戒され、ハイテク株に利益確定売りが続きました。ISM製造業景気指数の47.8で先月よりは回復されましたが、50を割り込む弱さで警戒材料となりました。

【 今後の投資戦略】

市場は様子見や迷いが生じているのが鮮明に見えます。米国市場の影響を受けやすい半導体、ハイテクに加えて、大型バリュー銘柄が総じて売り優勢となりました。一方、食品・小売・医薬品などディフェンシブが相場を下支える動きは継続しました。先週から内需・ディフェンシブの強さが目立ちますが、あちらこちらの銘柄で過熱感が出ています。

またグロース系・新興株も利益確定売りで大幅安で引けました。今後は2日先に迫ってきた米雇用統計発表前で持ち高調整が今夜中に進可能性があるので、米国市場の動きをチェックして、明日の日本市場では利益確定して資金を確保することに集中してください。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 41,938.89 -371.60(-0.88%)
TOPIX 27,360.12 -287.01(-1.04%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 148.60 - 148.62 -0.04(-0.02%)
ユーロ・円 172.90 - 172.92 -0.20(-0.11%)
ユーロ・ドル 1.1632 - 1.1636 -0.0013(-0.11%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 45,295.81 -249.07(-0.54%)
S&P500種 6,415.54 -44.72(-0.69%)
ナスダック 21,279.630 -175.922(-0.81%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.630 +0.030
米10年国債(%) 4.262 +0.033
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